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トップページ > 第一部 出版の塔 > その2 翻訳出版件数の多い国と地域(4位アメリカ、5位フランス)
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第一部 出版の塔

その2 翻訳出版件数の多い国と地域

4位 アメリカ

アメリカ アメリカでは、自国で出版される児童書の種類が豊富で質もよいため外国の児童書が翻訳されることは少ないが、多民族国家であるために他の文化への興味は存在する。そしてアメリカで翻訳された作品はヨーロッパをはじめ他国でも翻訳されやすくなる、という波及効果を持つ。日本の児童書はアメリカで1960年代から翻訳され、その数は1980年代にピークを迎えた。

アメリカでは、外国作品の翻訳の際に表紙や内容の再編集がよく行われる。例えば、原書の『バスがきた』(No.59)の買い物帰りの子どもと両親と犬が描かれたページの文は、「バスが きた 買ってもらったひとと 買ったひとと 買わされたひとが おりた」だが、アメリカ版では”The bus stops outside our house. We get off.” (バスがぼくんちの外で止まる。ぼくたちは降りる。)と単純化され、ページ右下に”Can you find a dog?”(犬はどこにいるかな?)という文が加えられた。なお、この本は原書と同じハードカバーのほか、安価で求めやすいボードブック(No.60)でも出版された。『ロンパーちゃんとふうせん』のアメリカ版(No.62)では、表紙の色と女の子の顔の向きが原書(No.61)と異なり、女の子の名前もエミリーとなっている。

5位 フランス

フランス ヨーロッパで最も多く日本の児童書を出版してきた国はフランスである。1965年に、フランス黄金期の絵本シリーズ「ペール・カストール文庫」の1冊として『かばくん』が出版されてから、絵本を中心に多数の児童書が翻訳されてきた。ハードカバーだけでなく、ポケットブック、ブッククラブ版と複数の判型で出された作品も多い。フランスでは、会員になると年数冊の本が届くシステムのブッククラブが普及しており、子ども向けのブッククラブでは欧米のベストセラーだけでなく、日本の絵本も配本される。

人気の作家はいわむらかずお(No.67)、山下明生、市川里美、こいでやすこ(No.64~66)である。自然や擬人化された小動物の暮らしをしっかりと描きながら、親しみやすい雰囲気の絵本が子どもたちに愛される。 また駒形克己の美しい仕掛け絵本は、赤ちゃんから大人まで楽しめると評価が高い。グルノーブル市が新生児への贈物として駒形に制作を依頼した『ほしがねむるところ』(No.69)は2004年に日仏同時出版され、視覚にハンディキャップのある子どものために、フランス国立近代美術館、ポンピドゥーセンターと共同開発した『Leaves』、『折ってひらいて』も日仏で発売された。

※著作権の関係上、本電子展示会に写真を掲載していない資料もあります。

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