講演会「いま、イギリスの子どもの本は?」

イベント

国際子ども図書館では、社団法人日本ペンクラブとの共催で、世界各国の児童書に関するイベントを「シリーズ・いま、世界の子どもの本は?」と題して開催しています。

今回はその第2回。「いま、イギリスの子どもの本は?」と題して、講師に作家のジャクリーン・ウィルソン氏、聞き手に翻訳家のさくまゆみこ氏をお招きしてお話を伺いました。

今イギリスの子どもの本は?

開催日時 平成22年9月25日(土)午後2時から午後4時30分
主催 国立国会図書館国際子ども図書館
社団法人日本ペンクラブ
対象 中学生以上
講師

ジャクリーン・ウィルソン氏(児童文学者)

イギリスで最も人気のある児童文学作家。著作は34か国語に翻訳され、売り上げは合計で3千万部。逆境に置かれた子どもを主人公に、繊細でありながらユーモラスな作品を書くことで広く知られている。困難な状況を描きながらも、読者には必ず希望を与えるのが特徴。『おとぎばなしはだいきらい』や、ガーディアン賞を受けた『タトゥーママ』などテレビ化、舞台化されて好評を博している作品も多い。2005年から2007年には英国の児童文学界を代表する「チルドレンズ・ローリエト」を勤め、文学に対する貢献のため大英帝国勲章OBEとDBEの勲章も授与されている。現在はローハンプトン大学の客員教授として児童文学の講義も行っている。
聞き手

さくまゆみこ氏(翻訳家)

児童書の編集者を経て、現在は翻訳者として活躍。アフリカ子どもの本プロジェクト代表。青山学院女子短期大学子ども学科教授。JBBY理事。著書に『子どもを本好きにする50の方法』(柏書房)、『イギリス7つのファンタジーの旅』(メディアファクトリー)、『エンザロ村のかまど』(福音館書店)、『どうしてアフリカ? どうして図書館』(あかね書房)など、訳書に「リンの谷のローワン」シリーズ、『シャーロットのおくりもの』、『ゆき』(以上あすなろ書房)、「クロニクル千古の闇」シリーズ(評論社)、『ヒットラーのむすめ』(鈴木出版)、『はみだしインディアンのホントにホントの物語』(小学館)など多数。
司会 野上暁氏 (日本ペンクラブ「子どもの本」委員会委員長)
会場 国際子ども図書館 ホール(3階)
入場 無料

講演要旨