過去のイベント

国際子ども図書館主催の展示会のお知らせです。

国際子ども図書館開館記念国際シンポジウム 抄録

講師略歴(シンポジウム開催時)

ジュヌビエヴ・パット

ジュヌビエヴ・パット<Ms. Genevieve Patte>

1960年パリ市立児童図書館「楽しいひととき」を経てミュンヘン国際児童図書館で研修を受ける。1961−1963年、フルブライト奨学金を得てニューヨーク公共図書館で研修。帰国後「本の喜び」図書館設立に関わり、1964年以降同館の責任者を務める。同組織が国立児童資料センターになるとともに、所長となり、付属のクラマール児童図書館長も兼任。この間、1970−1974年国際児童図書評議会(IBBY)副会長、1980−1984年IFLA児童図書館分科会委員長、1983年アメリカUCLA客員教授、現在IFLA児童図書館分科会顧問。

バーバラ・シャリオット

バーバラ・シャリオット<Dr. Barbara Scharioth>

児童書の分野を中心とするジャーナリストとして活躍。1980−1988年ヨハン・ヴォルフガング・ゲーテ大学で児童文学研究の講座を担当。1985−1991年西ドイツIBBY会長、1986年IBBY理事、IBBY朝日国際児童図書普及賞審査委員長となる。1994年IBBY理事に再選され、1996−1998年IBBY副会長を務める。この間、絵本に関する多くのセミナーやワークショップを組織し、多数の論文を発表。児童文学に関する雑誌の編集も行う。1992年ミュンヘン国際児童図書館の副館長、1996年から同館館長に就任し、多くの優れた展覧会や図録を企画。1998年国際児童図書館の特別部門としてミヒャエル エンデ・ミュージアムを設置した。

ヴァルシャ・ダス

ヴァルシャ・ダス<Dr. Varsha Das>

子どものための雑誌編集のほか、子どもの本の著作多数。それらは、ユネスコ・アジア文化センターのエコロジー・シリーズをはじめ、ユニセフ、ナショナル・ブック・トラスト等多数の団体によって公刊されている。英語及びインドの数種の言語の翻訳により国内と国際的な情報流通に貢献している。子どものためのラジオ・テレビ番組制作やアニメーションビデオの台本作りにも携わる。1980年以降、ユネスコ等の後援の下、文字を学ぶ人や学業の遅れている子どものための読み物の制作者のワークショップをインドや東南アジア各地で実施。いくつかの賞の選考委員も務める等、40年間、出版界に貢献してきた。

松岡享子

松岡享子<Ms. Kyoko Matsuoka>

ボルチモア市立イーノック・ブラット公共図書館に勤務。帰国後、大阪市立中央図書館を経て、自宅で家庭文庫を開き、児童文学の翻訳、創作、研究を続ける。1974年財団法人東京子ども図書館を設立。現在、同館理事長、日本国際児童図書評議会(JBBY)理事。1992年、1994年国際アンデルセン賞選考委員。ユネスコ・アジア文化センター評議員。1970年より同センターが推進するアジア太平洋地域共同出版計画中央編集委員を務める。児童文学の創作、翻訳、エッセイ等著書多数。

宋 永淑

宋 永淑[ソンヨンスク]<Ms. Young Sook Song>

1969—1979年図書室、図書館等勤務。1981年以降徳成女子大学、 忠南大学、漢城大学、ソウル女子大学講師を歴任し、1988年現代デパート文化センター読書教室開設。1996年ソウル読書教育研究会を結成し、会員教育、子どもの読書教育、公共図書館及びその他の社会教育機関へのボランティアに力を注ぎ、児童書の翻訳も手がける。1998年「本の日」記念読書振興賞受賞。現在 梨花女子大学平生教育院、亜洲大学社会教育院講師。

ソンブン・シンカマナン

ソンブン・シンカマナン<Ms. Somboon Singkamanan>

高等学校の英語の教師となり学校図書館司書としても活躍。1971年以来、子どもの本と読書推進のための多様な活動を展開し、「児童書開発プロジェクト」の指導者となる。その一環として企画した「ポータブル・ライブラリー・プロジェクト(巡回文庫)」が、第2回(1989年)IBBY朝日賞を受賞。また、子どもの本と読書開発についてタイ国内及びアメリカで評論執筆活動を行い、16冊に及ぶ絵本作品も出版している。その他、数々の国際図書館関係会議など国際専門家会議でも講師として活躍。1982−1999年IBBYタイ支部事務局長。1999年末までスリナカリンウイロート大学教授。

シビル・A・ヤーグシュ

シビル・A・ヤーグシュ<Dr. Sybille A . Jagusch>

ドイツで小学校教諭として2年間勤務後、渡米。ボルチモア公共図書館の各分館で児童室長を務め、分館の運営に携わる。専門司書の資格を持って子どものためのプログラムの実施や資料構築のほか、分館の運営、経理、児童図書館員の育成など精力的に活躍。1973年メリーランド州立大学で児童文学を講義。1983年米国議会図書館児童書センター長となる。児童文学の専門家として、同センターの各種刊行物の企画、執筆、編集やスタッフの養成、議会図書館の児童書の蔵書構成の評価や収集にも携わっている。IFLA児童図書館分科会、アメリカ図書館協会児童サービス部会、IBBY等でも活躍。

島 多代

島 多代<Ms. Tayo Shima>

至光社編集部に勤務しながら世界の絵本の収集、絵本史の研究を開始。1981−1985年米国議会図書館児童書センター・コンサルタント、1987年から日本国際児童図書評議会理事等を歴任。1988年ミュゼ・イマジネール(私設絵本デザイン資料館)設立。1989−1991年ブラチスラバ国際絵本原画展国際選考委員。1990年から国際児童図書評議会理事、副会長を歴任。1994年以降、東京芸術大学美術学部デザイン科講師。1998年以降IBBY会長。

亀田邦子

亀田邦子<Ms. Kuniko Kameda>

1964年から国立国会図書館勤務。1980−1983年派遣職員としてオーストラリア国立図書館に勤務。1984年から再び国立国会図書館で勤務し、1994−1999年支部上野図書館長、1997−1999年国際子ども図書館準備室長を兼務。2000年1月から国際子ども図書館長。国際子ども図書館については、1994年秋頃の構想の初段階から関与してきた。 1999年からIFLA児童図書館分科会委員