未知の世界へ−児童文学にえがかれた冒険
国際子ども図書館主催の展示会のお知らせです。
※こちらの展示会は終了しました
19世紀末から20世紀前半にかけて、欧米や日本では冒険小説が次々出版され子どもたちを熱中させました。航海術の発達、機械の発明、未到の地や異国への憧れ、戦争など、時代と文明の発達を反映したこうした作品の多くは、現在では顧みられることが少なくなっています。
しかし、当時の子どもたちを夢中にさせた「冒険」は、今でも形を変えて生き続け、未知の世界へ読者を誘います。今回の展示会では、冒険小説の誕生から発展、そして衰退までの流れをたどるとともに、現代のさまざまな「冒険」を描いた作品をご紹介したいと思います。
当館が所蔵する多彩な資料と、冒険小説への理解を深めていただければ幸いです。
展示会構成
国立国会図書館及び国際子ども図書館が所蔵資料を中心に約200冊を展示します。また、『少年倶楽部』に掲載された挿絵の原画(講談社他より借用)の展示を予定しています。
第1部 冒険小説の誕生
豹の眼 高垣眸
- 1 西洋の冒険小説 作家紹介
- 2 雑誌『ボーイズ・オウン・ペーパー』と冒険小説
- 3 日本の冒険小説 作家紹介
- 4 雑誌『少年倶楽部』と冒険小説)
第2部 さまざまな冒険
ニワトリ号一番のり J.メイスフィールド
- 1 無人島
- 2 海洋
- 3 秘境
- 4 異国
- 5 災害・事故を切り抜ける
- 6 宝探し
- 7 謎解き
- 8 遊びから冒険へ
- 9 冒険の広がり
所蔵コレクション紹介
The young rajah W.H.G. Kingston
- 1 イングラムコレクション
- 2 池田宣政(南洋一郎)コレクション
期間 | 2003年7月19日(土)~11月9日(日)9:30~17:00 (11月の日曜日は16:00まで) |
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休館日 | 月曜日 及び 国民の祝日、資料整理休館日(会期中は9月17日) |
会場 | 国際子ども図書館 3F「本のミュージアム」にて |
備考 | 入場無料 |