もじゃもじゃペーターとドイツの子どもの本

国際子ども図書館主催の展示会のお知らせです。

※こちらの展示会は終了しました

もじゃもじゃペーターとドイツの子どもの本

『もじゃもじゃペーター』(Der Struwwelpeter)は、1844年にドイツの医師であるハインリヒ・ホフマンがわが子のために作った絵本です。この絵本は、教育的でありながらナンセンスなおかしさを持っています。そこに描かれた「悪い子ども」像に子どもたちの共感が得られたのでしょう、出版後まもなくヨーロッパ中で読まれ、現在までに100以上の言語に翻訳されています。その生命力溢れる子ども像には、そののちの児童文学に現れる「いたずらっ子」の主人公像の源流を見出すことができます。

本展示では当館が所蔵する資料を中心に、各国の『もじゃもじゃペーター』やそのパロディ、「いたずらっ子」の系譜をひく作品、ホフマンの同時代の作品をはじめとするドイツ語圏の絵本・児童書等約220タイトルを展示いたします。

なお、この展示会は現在開催中の「日本におけるドイツ 2005-2006」に参加しています。

主催 国立国会図書館国際子ども図書館
開催期間 平成18年1月28日(土)~7月2日(日)
休館日 月曜日、国民の祝日・休日(5月5日を除く)、年末年始
資料整理休館日 毎月第3水曜日
開館時間 9:30~17:00
会場 国際子ども図書館 3階本のミュージアム

展示会関連イベントのお知らせ

※今展示会のイベントは全て終了しました。

  • 2006.2.4(土)
    講演会「ドイツの子どもの本の歴史」
    講師:吉原高志氏
  • 2006.4.22(土)
    講演会「児童文学に見る子ども像」
    講師:本田和子氏