![]() |
|
|
|
国際子ども図書館の館内展示とほぼ同等のコンテンツを公開しています。動作環境を確認のうえ、左のサムネールをクリックしてプログラムをスタートさせてください。 ・動作環境 Shockwave Player(最新版を推奨)のインストール、1Mbps ADSL 相当以上の高速インターネット回線、1024*768 ドット以上のモニタ |
|
絵本ギャラリー・シリーズ第6集『アメリカの絵本 黄金期への幕開け』は、南北戦争を経て自国のアイデンティティーの確立をめざしていたアメリカが、やがて1920年代以降爆発的に世界の絵本を一手に引き受けるほどの黄金時代を築くことになる、その直前までの道のりを、アメリカ独自の絵本の歴史から辿ってみる試みです。
多民族国家アメリカ─この混然とした異文化社会を支えるものは、自由、平等、友愛の精神を民主主義の原理とするアメリカ建国以来の伝統と、新しい合衆国としての気運でした。厳しい宗教や精神教育の軛、そしてヨーロッパの圧倒的な文学的美術的影響からも解き放たれた、アメリカ的な子どもの本が徐々に誕生しはじめていたのが、この時代の特徴です。 これらアメリカの本の多岐な視覚表現は、その広大な土地に根ざしたファンタジーを生み、移動する開拓民とともに発達した商業美術というジャンルと連帯して、あたらしいスタイルを提示していきます。しかしながら、20世紀初頭に生まれたアメリカ独自のファンタジー『オズの魔法使い』の正当な評価にも、以後数十年もかかったという事実に象徴されるように、アメリカの知識層がアメリカ的なるものの独自の価値を偏見なく認められるようになるまでには、まだまだ時間が必要でした。 「アメリカの絵本 黄金期への幕開け」は、交通の発達によって人々の移動が容易になり、未知の世界への関心が大きくなったこと等で、飛躍的に発展した子どもの本の世界に、アメリカ独自の文化的特徴を刻んでいった希有な時代の記録であるといえます。 ※取り上げた絵本の原文や当時の批評文には、現在では不適切とされる表現が一部ありますが、歴史的意義に鑑み翻訳上もそのままとしました。 声の出演 企画・構成・監修:島 多代 掲載画像の無断転載を禁じます。 |