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「ユーゲントシュティルと絵本作家たち」は、19世紀半ばから人間社会におこった様々な変化のなかで、各地の絵本作家たちはどのような表現を試みたかを記録しようとしたものです。その変化は技術、科学、宗教、倫理などから経済や社会構造にかけての全般的な領域におよぶものでしたが、精神の伝承という人間特有の行為の形である「ものがたり」に、言葉を越えて視覚表現してきたイラストレータたちの共通なテーマや表現様式は、人間の精神と芸術についての考察に値する材料であると考えられます。
時代背景については、ぜひ「解説」部分を開けていただきたいと思います。著作権の関係や絵本の保存状態が条件を満たさない場合も多々ありました。8カ国の11冊の絵本をお見せしますが、これらの作品は、19世紀末から20世紀初頭にかけて当時の一流絵本作家による、各地で子どもたちに人気のあった絵本です。これは、変化の要因が大きく時代が揺れていても、画家たちは自分の作品にむかって、誇りをもって制作していた絵本最初の黄金時代だったといえるでしょう。 声の出演 |
国立国会図書館 国際子ども図書館
世界絵本ギャラリー第3展示室 2005年公開