米国の博物館・図書館情報サービス機構 (IMLS)と マッカーサー財団(John D. and Catherine T. MacArthur Foundation) は、図書館や博物館におけるティーン向けの学習施設「21世紀の学習ラボ」(21st Century learning labs)の企画を募集し、2011年11月17日に、98の応募の中から、優秀案として博物館4館、図書館8館を発表した。これらの館には、プログラム、空間、職員、予算など、ラボの全体的な計画を立てるための資金 が、全館合わせて120万ドル助成される。
選ばれた各館の具体的な活動案としては、大学との協力によるインターンシップ の実施、同じ市内にある学習ラボ間のネットワークの構築 、音声・ビデオ・ゲームを通して理数系の事柄に関して考えを深め、自分の意見を発信 するプログラム、貧困層・英語学習者 ・移民 ・退学者 が多い地区での地域の実情に合わせた取組などが挙げられている。若者の関心を引き付け、若者自身の積極的な参加の中でデジタル・リテラシーを育むことを目指す プログラムが多い。
このコンテストは、オバマ大統領の科学技術工学数学(STEM)教育振興キャンペーン"Educate to Innovate" を受けて、2010年9月に始まった。IMLSと マッカーサー財団は、2009年7月に設立されたシカゴ公共図書館内の学習ラボ YOUmedia や全米各地の科学技術センターの革新的な実験スペースに倣い、この事業に助成金として総額400万ドルを投じ、若者のデジタル学習に関する近年の研究に基づいた学習ラボを3年の間に全米30か所に開設する予定である。第2回コンテストの応募要項は2012年春に発表される予定。