子どもと本の情報・調査

大学図書館と県立図書館の連携による小学生の貴重書体験

【2015-040】

神奈川県では、小学生を対象とした貴重書体験授業が鶴見大学図書館と神奈川県立図書館の協働で実施されている。

神奈川県は、専門的な知見や人材等を有する大学と一層連携強化を図ることにより多様化・複雑化する県政の課題を解決することを目的として、平成21年度に「大学発・政策提案制度」をスタートさせており、今回の試みは鶴見大学文学部の久保木秀夫准教授による提案が平成25年度の公開コンペで採択されたもの。大学図書館の所蔵する和漢洋の古典籍に直接触れる機会を設けることで、小学生にその魅力を実感してもらい、文字文化や言語文化に対する知的興味を啓発することを目指す。

今年2月に実施された矢向小学校の5年生を対象とした授業では、鎌倉時代の法律・『御成敗式目』や日本初の西洋医学書『解体新書』など、鶴見大学図書館と神奈川県立図書館が所蔵する国内外の貴重書約200点が並べられ、和紙や糊を用いた昔の日本の本作り体験も行われた。この貴重書体験プログラムは今年度も継続される予定で、関係者は同プログラムを教材として開発し、読書活動の推進策として全国へ波及させたいと考えているという。

Ref:

(2015.05.05 update)