児童書作家がシリア難民を支援

【2016-080】

カーネギー賞受賞作家のパトリック・ネス(Patrick Ness)が2015年9月3日、10,000ポンドを目標にシリア難民支援のための募金を呼びかけたところ、2時間で目標額を達成した。フィリップ・プルマン(Philip Pullman)、ジョン・グリーン(John Green)、デレク・ランディ(Derek Landy)をはじめとする児童書作家もこの運動に加わり、総額612,220ポンドがセーブ・ザ・チルドレンによるシリア難民の支援活動に寄付された。

シリアを逃れ、ボートで海を渡る途中に溺死した3歳の子どもの写真を見たこと、難民問題への政府の対応が不十分だと感じたことから、ネスは「何かしなければならない」という思いに突き動かされたという。

著書の中で絶望的な世界を描いているネスは、「苦しんでいる人がいる。でもそこにも希望はある。そう信じる人がいると知ることで、子どもは希望を感じられる」と語っている。

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(2016.08.22 update)