学校図書館元気プロジェクト終了

【2017-011】

全国学校図書館協議会(全国SLA)は、東日本大震災で被害を受けた学校図書館を支援する「学校図書館げんきプロジェクト」のすべての活動が終了したことを公表した。

「学校図書館げんきプロジェクト」は、活字文化推進会議、公益社団法人全国学校図書館協議会、公益財団法人文字・活字文化推進機構の各団体により、2011年12月に、東日本大震災で被害を受けた学校図書館を支援するために始まった。寄付金を用いて岩手県・宮城県・福島県の小・中・高校・特別支援学校に図書を寄贈し、開始から5年が経過した2016年9月に最後の学校への図書の寄贈が行われ、すべての活動が終了した。プロジェクト中に寄せられた寄附金は2億2903万7656円、寄附金によって図書が寄贈された学校はのべ2,028校となっている。被災地の学校や子どもたちの現状から、全国SLAはプロジェクト終了後も寄付金を募集しており、引き続き東北の学校図書館の支援にあてる方針である。寄贈先等の詳細は、ウェブサイト上の「学校図書館げんきプロジェクト」のページから閲覧できる。

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(2017.02.21 update)