2018年IBBYオナーリスト、日本の作品決定

【2017-100】

2017年10月31日、日本国際児童図書評議会(JBBY)は、2018年のIBBYオナーリストに選出する日本の作品を決定したと発表した。

国際児童図書評議会(IBBY)は、加盟する各国支部が、外国の子どもに読んでもらいたい自国の児童書を選び出し、2年に一度、IBBYオナーリストとして世界へ発信している。文学作品、イラストレーション作品、翻訳作品の3部門にわかれており、過去3年以内に出版された本が対象となっている。また、翻訳作品部門については、翻訳者の全業績を対象に選出し、近刊の代表作を挙げることとなっている。現在、2018年のリスト作成が進められており、JBBYによる国内選考会を経て日本から選出された作品は、以下のとおり。

◆文学作品部門
『フラダン』(古内一絵 作、小峰書店、2016年、ISBN:978-4-338-28710-4、当館請求記号:Y8-N16-L659)

◆イラストレーション作品部門
『ドームがたり』(アーサー・ビナード 作、スズキコージ 画、玉川大学出版部、2017年、ISBN:978-4-472-05991-9、当館請求記号:Y17-N17-L215)

◆翻訳作品部門
『お静かに、父が昼寝しております―ユダヤの民話』(母袋夏生 編訳、岩波書店、2015年、ISBN:978-4-00-114229-7、当館請求記号:Y7-N16-L19)

今回の選考委員は、さくまゆみこ氏、代田知子氏、土居安子氏、野上暁氏、広松由希子氏が務めた。選出された3作品には、第6回JBBY賞が贈られる。

Ref:

(2017.11.20 update)