子どもの本のBest of 2017

【2018-002】

School Library Journal（SLJ）が、子どもの本のBest of 2017を公表した。絵本（14作品）、低学年向け読み物（1作品）、中・高学年向け読み物（13作品）、ヤングアダルト（18作品）、ノンフィクション（25作品）の5部門で、全部で71作品が選ばれた。

これらは、2017年にSLJのウェブサイトにおいて、星付きでレビューを紹介された428作品の中から、様々なジャンルや形態を考慮したうえで、長く読み継がれていくことになるだろうと選ばれた作品である。各部門には、ボストングローブ・ホーンブック賞フィクション部門を受賞した“The Hate U Give”、同賞のノンフィクション部門を受賞した“Vincent and Theo: The Van Gogh Brothers”、カナダ総督文学賞児童書部門を受賞した“The Marrow Thieves”等、2017年の大きな賞を受賞したものも見られた。SLJは、このリストを選り抜きの本のリストとして使用するだけでなく、ほかの生徒や教員、保護者等のあいだでも共有してもらいたいと述べている。

子どもの本に限らず、10代にもおすすめの一般書、オーディオブック、グラフィック・ノベル、アプリ等のBest of 2017も同時に発表され、すべてSLJのウェブサイトから閲覧できる。