• トップ
  •  > 児童文学者コーナー 那須正幹

児童文学者コーナー 那須正幹

作家・画家紹介

那須正幹肖像

那須正幹

1942-2021 著作一覧

那須正幹は、広島市生まれ。3歳のときに被爆しました。島根農科大学で森林昆虫学を学んだのち、東京で短期間サラリーマン生活をおくりますが、やがて故郷に帰り、父親の経営する書道塾を手伝うようになります。姉の竹田まゆみにさそわれて、広島児童文学研究会に参加し、書道塾に通ってくる子どもたちと付き合いながら、児童文学を書きはじめました。

デビュー作は『首なし地ぞうの宝』(1972年)、宝探し小説です。その後、精力的に作品を発表します。SFの手法で現代の子どもたちに戦時下の状況を経験させる戦争児童文学『屋根裏の遠い旅』(1975年)をはじめ、問題提起的な作品が多いのが特徴です。絵本『絵で読む広島の原爆』(西村繁男 絵、1995年)や、ノンフィクション『折り鶴の子どもたち―原爆症とたたかった佐々木禎子と級友たち―』 (1984年)でも、戦争を語りました。絵本『ねんどの神さま』(武田美穂 絵、1992年)は、戦後、日本人のなかでも戦争体験が風化していくさまを描き、子どもたちに「平和を生きる」ことの困難さを考えさせます。

1980年には、理想主義的な児童文学の決まりきったあり方とはちがう作品『ぼくらは海へ』を発表します。その一方で1978年から2004年にかけて、「ズッコケ三人組」シリーズ50巻を書きつづけました。ハチベエ、ハカセ、モーちゃんという小学6年生の男の子3人が活躍する物語です。エンターテインメントのかたちで、現在、過去、未来にわたる、さまざまな問題をなげかけた、このシリーズは、膨大な読者を獲得し、ある時期の日本の子どもたちの「教養形成」をした本だといえます。

「トンネルとビー玉とわすれ貝」のサムネイル

「トンネルとビー玉とわすれ貝」の拡大画像を開きます

児-6-1トンネルとビー玉とわすれ貝
子どもの家同人 編 梶山俊夫 絵
牧書店 1971(昭和46)
(児童文学同人誌シリーズ ; 3)
当館請求記号 Y7-2477
広島児童文学研究会の同人誌『子どもの家』の会員が書いた短編集。ビー玉遊びだけは強い少年の描写が印象的なデビュー作「ビー玉」が収められている。実姉竹田まゆみの作品も収録。画像は「ビー玉」の標題紙。

「首なし地ぞうの宝」のサムネイル

「首なし地ぞうの宝」の拡大画像を開きます

児-6-2首なし地ぞうの宝
那須正幹 作 池田竜雄 絵
学習研究社 1972(昭和47)
(新しい日本の童話シリーズ ; 18)
当館請求記号 Y7-3185
学研児童文学賞受賞作が単行本として刊行されたもの。小学5年生の転校生二人が、埋蔵金の暗号文を手に入れた。もう一人仲間が加わり三人組の宝さがしは現実味を帯びる。都市化などシリアスな話題も垣間見られ、後の作品の源流となっている。

「屋根裏の遠い旅」のサムネイル

「屋根裏の遠い旅」の拡大画像を開きます

児-6-3屋根裏の遠い旅
那須正幹 著 難波淳郎 え
偕成社 1975(昭和50)
(少年少女創作文学)
当館請求記号 Y7-4514
児童向けのSF作品。小学6年生の二人が屋根裏から教室に降りると、そこは太平洋戦争に日本が勝利したパラレルワールドだった。軍や国家が力を持つ戦争時の息苦しい生活が次第に明らかになる。

「ぼくらは海へ」のサムネイル

「ぼくらは海へ」の拡大画像を開きます

児-6-4ぼくらは海へ
那須正幹 著
文藝春秋 2010(平成22)
(文春文庫)
当館請求記号 KH431-J294 (初版 Y7-7905)
明るく健全な児童文学のイメージを一掃し、80年代児童文学の幕開けともいえる作品。5人の子どもたちは困難な現実から逃れて海をめざす。初版から30年を経て、大人向けに新たに文庫化された。

「さぎ師たちの空」のサムネイル

「さぎ師たちの空」の拡大画像を開きます

児-6-5さぎ師たちの空
那須正幹 作 関屋敏隆 絵
ポプラ社 1992(平成4)
(心にのこる文学 ; 8)
当館請求記号 Y8-9466
大阪の詐欺師の所へ、家出してきた中学生男子が転がり込む。不良のカツアゲやヤクザのヤキいれのシーンなどハードな暴力描写に驚くが、作家の社会のしくみへの憤りや社会の底辺に住む人々への暖かい視線が感じられる。

「折り鶴の子どもたち : 原爆症とたたかった佐々木禎子と級友たち」のサムネイル

「折り鶴の子どもたち : 原爆症とたたかった佐々木禎子と級友たち」の拡大画像を開きます

児-6-6折り鶴の子どもたち : 原爆症とたたかった佐々木禎子と級友たち
那須正幹 作 高田三郎 絵
PHP研究所 1984(昭和59)
(PHPこころのノンフィクション)
当館請求記号 Y8-1743
12歳の少女佐々木禎子が原爆による白血病で世を去るまで、そしてその禎子をモデルにした原爆の子像が建立されるまでを二部構成で描いたノンフィクション作品。作者は禎子と同年齢。

「絵で読む広島の原爆」のサムネイル

「絵で読む広島の原爆」の拡大画像を開きます

児-6-7絵で読む広島の原爆
那須正幹 文 西村繁男 絵
福音館書店 1995(平成7)
(かがくのほん)
当館請求記号 Y1-2103
戦前から戦後までの広島の街と人々の暮らしを、俯瞰的に細部まで正確に描くことに徹した西村繁男の絵と、市内全体の被爆状況や、原爆の原理、開発や投下にいたる歴史的経緯、被爆以後を科学的に表した那須正幹の文章が、読者に力強く語りかける。

「ヒロシマ 1 (歩きだした日)」のサムネイル

「ヒロシマ 1 (歩きだした日)」の拡大画像を開きます

児-6-8ヒロシマ 1 (歩きだした日)
那須正幹 作
ポプラ社 2011(平成23)
当館請求記号 KH431-J447
広島市己斐でお好み焼き屋を切り盛りする30代の女性を軸に、戦後の歴史を庶民の眼を通して描いた作品。「ヒロシマ 2(様々な予感)」「ヒロシマ 3(めぐりくる夏)」と続く3部作の第1作。

「ねんどの神さま」のサムネイル

「ねんどの神さま」の拡大画像を開きます

児-6-9ねんどの神さま
那須正幹 作 武田美穂 絵
ポプラ社 1992(平成4)
(えほんはともだち ; 27)
当館請求記号 Y18-7513
1992(平成4)年に同人誌『亜空間』37号に発表された作品の絵本版。1946年、山奥の一人の少年が平和を願って作った「ねんどの神さま」は、50年後に巨大な怪物となり東京をめざすが…。現代の日本社会に根源的な問いをなげかける作品。武田美穂は絵本作家。代表作に『となりのせきのますだくん』。

「広島お好み焼物語 : ふしぎな食べものが生まれたのはなぜ?」のサムネイル

「広島お好み焼物語 : ふしぎな食べものが生まれたのはなぜ?」の拡大画像を開きます

児-6-10広島お好み焼物語 : ふしぎな食べものが生まれたのはなぜ?
那須正幹 著
PHP研究所 2004(平成16)
(PHPノンフィクション)
当館請求記号 Y2-N04-H149
広島風お好み焼き店が、戦後の社会とともに変化し、全国的な食べ物になるまでの歴史をたどるノンフィクション作品。大川陽子のイラストが温かな空気感をそえている。

「ずっこけ三銃士」のサムネイル

「ずっこけ三銃士」の拡大画像を開きます

児-6-11ずっこけ三銃士
那須正幹 作 前川かずお 絵
『6年の学習』 31巻第1号(1976年4月教材)
学習研究社 1976(昭和51)
当館請求記号 Z32-294
「三銃士」の子ども版のような話をという構想から生まれた連載物語(『6年の学習』(1976(昭和51)年4月~77(昭和52)年3月)掲載)の第1回。挿絵は漫画家でもある前川かずおが担当。たちまち好評を得た。

「それいけズッコケ三人組」のサムネイル

「それいけズッコケ三人組」の拡大画像を開きます

児-6-12それいけズッコケ三人組
那須正幹 著 前川かずお 絵
ポプラ社 1983(昭和58)
(ポプラ社文庫)
当館請求記号 Y8-1338 (初版 Y7-6567)
「ずっこけ三銃士」は『それいけズッコケ三人組』としてポプラ社より1978(昭和53)年に出版され、シリーズ化。5年後には文庫が出た。この第1作の最後で「ズッコケ三人組」と名乗るが、これは連載時にはなかった場面。画像は標題紙。

「ぼくらはズッコケ探偵団」のサムネイル

「ぼくらはズッコケ探偵団」の拡大画像を開きます

児-6-13ぼくらはズッコケ探偵団
那須正幹 作 前川かずお 絵
ポプラ社 1979(昭和54)
(こども文学館)
当館請求記号 Y7-7344
「ズッコケ三人組」シリーズ第2作。三人組が、ひょんなことから殺人事件に巻き込まれ、それぞれの持ち味を生かして事件の謎を解いていく推理小説風の物語。

「ズッコケ時間漂流記」のサムネイル

「ズッコケ時間漂流記」の拡大画像を開きます

児-6-14ズッコケ時間漂流記
那須正幹 作 前川かずお 絵
ポプラ社 1982(昭和57)
(こども文学館)
当館請求記号 Y7-9999
シリーズ第6作。江戸時代へタイムスリップしてしまった三人組は平賀源内に助けられる。ユーモラスな話ながら、歴史風俗を正しく描写し、広島の原爆についても題材にするなど、様々な問題を提起している。

「ズッコケ山賊修業中」のサムネイル

「ズッコケ山賊修業中」の拡大画像を開きます

児-6-15ズッコケ山賊修業中
那須正幹 作 前川かずお 絵
ポプラ社 1984(昭和59)
(こども文学館)
当館請求記号 Y8-2191
「ズッコケ三人組」シリーズ第10作。三人組は山中でとらわれの身となる。古代に表世界を追われて中国山地に秘かに暮らす、という土ぐも一族の話を語りながら、現代日本や世界が抱える問題をさらりと突いている。

「花のズッコケ児童会長」のサムネイル

「花のズッコケ児童会長」の拡大画像を開きます

児-6-16花のズッコケ児童会長
那須正幹 作 前川かずお 絵
ポプラ社 1985(昭和60)
(こども文学館)
当館請求記号 Y8-2644
「ズッコケ三人組」シリーズ第11作。小学校の児童会長選挙を通して、リーダーの資質や民主主義の精神について考えさせるような作品。読者からの手紙をヒントに物語を作ったことがあとがきで紹介されている。

「ズッコケ結婚相談所」のサムネイル

「ズッコケ結婚相談所」の拡大画像を開きます

児-6-17ズッコケ結婚相談所
那須正幹 作 前川かずお 絵
ポプラ社 1987(昭和62)
(こども文学館)
当館請求記号 Y8-4530
「ズッコケ三人組」シリーズ第15作。モーちゃんの母親が再婚を考える話。同シリーズにおいて登場人物の影の部分がうかがわれる唯一の作品と言われており、大人社会のゆがみが垣間見える。

「大当たりズッコケ占い百科」のサムネイル

「大当たりズッコケ占い百科」の拡大画像を開きます

児-6-18大当たりズッコケ占い百科
那須正幹 作 前川かずお 絵
ポプラ社 1989(平成元)
(新・こども文学館 ; 15)
当館請求記号 Y8-6952
「ズッコケ三人組」シリーズ第20作。三人組のいるクラスで占いなどがはやり始めたことをきっかけとして、さまざまな疑心暗鬼や仲たがいなどが起きる。背景には、学習塾での競争で子どもたちが心を病んでいることがある。

「ズッコケ三人組と学校の怪談」のサムネイル

「ズッコケ三人組と学校の怪談」の拡大画像を開きます

児-6-19ズッコケ三人組と学校の怪談
那須正幹 作 前川かずお 原画 高橋信也 作画
ポプラ社 1994(平成6)
(新・こども文学館 ; 39)
当館請求記号 Y9-1187
「ズッコケ三人組」シリーズ第30作。三人組たちが作った怪談が現実のものとなり、学校中がパニック状態になるが、自分たちで調査を進めていくうちに真相が明らかになる。背景には怪談ブームが。

「ズッコケ三人組のバック・トゥ・ザ・フューチャー」のサムネイル

「ズッコケ三人組のバック・トゥ・ザ・フューチャー」の拡大画像を開きます

児-6-20ズッコケ三人組のバック・トゥ・ザ・フューチャー
那須正幹 作 前川かずお 原画 高橋信也 作画
ポプラ社 1999(平成11)
(新・こども文学館 ; 50)
当館請求記号 Y8-M99-774
「ズッコケ三人組」シリーズ第40作。2000年に野間児童文芸賞を受賞。この作品が発表された1999年、NHKテレビで同シリーズの番組が放映され始めた。

「ズッコケ三人組の卒業式」のサムネイル

「ズッコケ三人組の卒業式」の拡大画像を開きます

児-6-21ズッコケ三人組の卒業式
那須正幹 作 前川かずお 原画 高橋信也 作画
ポプラ社 2004(平成16)
(新・こども文学館 ; 60)
当館請求記号 Y8-N04-H1195
「ズッコケ三人組」シリーズ第50作。この作品によって同シリーズは完結。このことは、当時新聞でも取り上げられ、話題になった。

「ズッコケ中年三人組」のサムネイル

「ズッコケ中年三人組」の拡大画像を開きます

児-6-22ズッコケ中年三人組
那須正幹 著
ポプラ社 2005(平成17)
当館請求記号 KH431-H440
「ズッコケ三人組」シリーズ完結後に発表された作品。40歳を迎えた三人組が登場。彼らを取り巻く環境はすっかり変わってしまうが、作者が「読んだ人が元気になるような物語にしたい」という心意気で執筆した1作。

「活宝三人组出场记」のサムネイル

「活宝三人组出场记」の拡大画像を開きます

児-6-23活宝三人组出场记
那须正干 著 前川一夫 画 林少华 訳
二十一世纪出版社 2010
(活宝3人组 ; 第1辑)
当館請求記号 Y9-AZ5643
『それいけズッコケ三人組』の中国語訳。タイトルの「活宝」は「おどけ者、お調子者」の意味。

「ズッコケ三人組の大研究 : 那須正幹研究読本」のサムネイル

「ズッコケ三人組の大研究 : 那須正幹研究読本」の拡大画像を開きます

児-6-24ズッコケ三人組の大研究 : 那須正幹研究読本
石井直人, 宮川健郎 編
ポプラ社 1990(平成2)
(評論・児童文学の作家たち ; 1)
当館請求記号 KG582-E42
「ズッコケ三人組」シリーズを始めとする那須正幹の幅広い作品世界の魅力をさぐることで、子どもの文学や文化の現在を見直し、その未来を考える研究書。「2」「ファイナル」と続く全3冊の第1冊。

「少年のブルース」のサムネイル

「少年のブルース」の拡大画像を開きます

児-6-25少年のブルース
那須正幹 著 山口幸平 絵
偕成社 1978(昭和53)
(偕成社の創作文学)
当館請求記号 Y7-6710
はじめてのショート・ショート集。74編を収録。現代を描くもののほか、昔話やSFのような形をとるものなどがあり、内容もブラックユーモア的なもの、ファンタジー的なものなど多様である。解説は竹田まゆみ。

「六年目のクラス会 : 那須正幹作品集」のサムネイル

「六年目のクラス会 : 那須正幹作品集」の拡大画像を開きます

児-6-26六年目のクラス会 : 那須正幹作品集
那須正幹 作 山口鈴 絵
ポプラ社 1984(昭和59)
(創作こども文学)
当館請求記号 Y8-2117
幼稚園卒園6年目のクラス会に集まった子どもたちの思い出話は、すべてその場にいない一人の男の子に対する記憶へと集中していく、という表題作のほか、合わせて10編の短編を収録。

「ご家庭でできる手軽な殺人」のサムネイル

「ご家庭でできる手軽な殺人」の拡大画像を開きます

児-6-27ご家庭でできる手軽な殺人
那須正幹 作 林幸 画
偕成社 1997(平成9)
(偕成社ミステリークラブ)
当館請求記号 Y8-M98-172
高校生の則子はある日突然、見知らぬ男に万引きの罪をかぶせられる。彼女が身を守るために取った行動は思わぬ結果を招くが…、というミステリー作品。

「お江戸の百太郎」のサムネイル

「お江戸の百太郎」の拡大画像を開きます

児-6-28お江戸の百太郎
那須正幹 作 長野ヒデ子 画
岩崎書店 1986(昭和61)
(現代の創作児童文学)
当館請求記号 Y8-3924
江戸の本所深川周辺を舞台に、岡っ引きの息子の百太郎が次々と事件を解決していく「お江戸の百太郎」シリーズ全6冊の第1作で、初出は『子どもと読書』1986(昭和61)年1月号~12月号。江戸時代の人々を生き生きと描いたエンターテインメント作品。

「銀太捕物帳 : 闇の占い師」のサムネイル

「銀太捕物帳 : 闇の占い師」の拡大画像を開きます

児-6-29銀太捕物帳 : 闇の占い師
那須正幹 作 長野ヒデ子 絵
岩崎書店 1999(平成11)
(文学の泉 ; 4)
当館請求記号 Y8-M99-660
「お江戸の百太郎」シリーズの続編ともいえる「銀太捕物帳」全4冊の第1作。百太郎の義弟、銀太が主人公となって事件を解決する。前シリーズ同様、当時の暮らしに関する説明が随所にちりばめられている。

「りぼんちゃんの新学期 : りぼんちゃんは~い!」のサムネイル

「りぼんちゃんの新学期 : りぼんちゃんは~い!」の拡大画像を開きます

児-6-30りぼんちゃんの新学期 : りぼんちゃんは~い!
那須正幹 作 村井香葉 絵
ポプラ社 1988(昭和63)
(こども童話館)
当館請求記号 Y8-5196
「りぼんちゃん」シリーズの1作目。小学3年生になったマキちゃんが、転校生に「親切」にしようとするが…。漫画や絵日記仕立てのイラストが本文にあわせて展開する。

「衣世梨の魔法帳」のサムネイル

「衣世梨の魔法帳」の拡大画像を開きます

児-6-31衣世梨の魔法帳
那須正幹 作 山西ゲンイチ 絵
ポプラ社 2005(平成17)
(衣世梨の魔法帳 ; 1)
当館請求記号 Y8-N05-H577
全6巻シリーズの1作目。学校からの帰り道、子犬を拾った小学4年生の衣世梨のまわりで、ふしぎなことが次々と起こる。

「海賊モーガンはぼくの友だち」のサムネイル

「海賊モーガンはぼくの友だち」の拡大画像を開きます

児-6-32海賊モーガンはぼくの友だち
那須正幹 作 関屋敏隆 絵
ポプラ社 1993(平成5)
(那須正幹の絵本 ; 1)
当館請求記号 Y18-8118
船乗りだったおじいさんの形見の笛ボースンズ・コールを譲り受けた小学5年生の洋一。するとその晩、おじいさんをよく知るモーガン船長が海賊船で迎えにきて大冒険がはじまる。シリーズ全3冊。

「ぼくらの地図旅行」のサムネイル

「ぼくらの地図旅行」の拡大画像を開きます

児-6-33ぼくらの地図旅行
那須正幹 ぶん 西村繁男 え
福音館書店 1989(平成元)
(かがくのほん)
当館請求記号 Y2-932
灯台があるべき場所になかった、という級友の証言を確かめるため、小学5年生の二人の少年が、地図を頼りに約8キロの道のりを歩いて旅する物語。瀬戸内海に面した山口県吉敷郡秋穂町が舞台。絵本にっぽん賞受賞。

「野良ネコ大将」のサムネイル

「野良ネコ大将」の拡大画像を開きます

児-6-34野良ネコ大将
那須正幹 作
くもん出版 2001(平成13)
(那須正幹の動物ものがたり ; 3)
当館請求記号 Y8-N01-386
キツネ、カラス、サルなどを主人公に生態系を描いた「動物ものがたり」シリーズ全8冊。「野良ネコ大将」は人間の都合で捨てられたクロが、誤って辿りついた見知らぬ土地でたくましく成長するお話。

「なぞのトランプ占い師」のサムネイル

「なぞのトランプ占い師」の拡大画像を開きます

児-6-35なぞのトランプ占い師
那須正幹 作 西村郁雄 絵
小峰書店 1998(平成10)
(コロッケ探偵団 ; 1)
当館請求記号 Y8-M99-163
「コロッケ探偵団」シリーズの1作目。小学5年生のコロッケこと衣川啓次郎の暮らす市内で強盗事件が発生。兄弟や友だちと協力して犯人をつかまえる。