2012年科学あそび:たまごの実験~アーチ型の秘密をさぐる

おわりに

参加した子どもたちにアンケートをとったところ、「おもしろかった」「また参加したい」という答えがほとんどでした。2時間という開催時間の長さについては、「ちょうどよい」が60%、「短い」が25%、「長い」が15%でした。子どもたちが事前に意見を出し合い、予想をした後に実験で結果を確かめるという過程はとても心躍るもので、2時間という長さを感じない子どもが多かったのが印象的でした。

また、子どもたちが、実験はもちろん、最後の本の紹介まで集中して聞き、終了後にも本を手に取っていた姿を見ると、実験後に関連する本を紹介することの相乗効果を改めて感じました。これからも、科学あそびを通して、子どもたちが科学や科学の本に親しむきっかけ作りをしていきたいと思います。

よんでみよう、本

【中谷宇吉郎さんの本】

  • 『雪は天からの手紙 :中谷宇吉郎エッセイ集』 中谷宇吉郎 [著] 池内了 編 岩波書店 2002
  • 『冬の花びら :雪博士中谷宇吉郎の一生』 高田宏 著 偕成社 1986
  • 『たまごの立つ話』 中谷宇吉郎 著 国土社 1991

【卵の実験の本】

  • 『卵の実験』 伏見康治, 伏見満枝 著 今村昌昭 写真 伏見康子 画 福音館書店 1977
  • 『卵のかたちから-強さと美しさ-』 岡野薫子 著 大日本図書 1980

【アーチ型の本】

  • 『アーチの力学 : 橋をかけるくふう』 板倉聖宣 著 仮説社 2004
  • 『橋をかける : 川と水とくらし』 大竹三郎 著 大日本図書 1985
  • 『橋のはなし』 笠原秀 文 高橋透 絵 ポプラ社 1978
  • 『建築の発明発見物語 : 住まいの始まりから未来都市まで』 国土社 1986

【卵の本】

  • 『たまごのなかにいるのはだあれ?』 ミア・ポサダ さく ; ふじたちえ やく 福音館書店 2010
  • 『たまごのえほん』 いしかわこうじ 作・絵 童心社 2009
  • 『たまごのひみつ』 清水清 著 あかね書房 2005
  • 『たまご』 藤田千枝 文・構成 山上善久 指導 岩尾和彦 写真 フレーベル館 1995
  • 『たまごとひよこ』 ミリセント・E.セルサム ぶん 松田道郎 訳 竹山博 え 福音館書店 1972
  • 『いろいろたまご図鑑』 ポプラ社 2005
  • 『卵、いろいろ : 卵からかえる』 ジェーン・バートン, キム・テイラー 写真 ロバート・バートン 文 吉行瑞子 監訳 評論社 1994
  • 『たまごのはなし』 ダイアナ・アストン 文 シルビア・ロング 絵 千葉茂樹 訳 ほるぷ出版 2007
  • 『たまごってふしぎ』 アリス・プロベンセン, マーティン・プロベンセン 作 こみやゆう 訳 講談社 2012
  • 『赤い卵のひみつ』 樋口広芳 著 鈴木まもる 絵 小峰書店 2011
  • 『メダカのたまごはなぜまるい : たまごの形くらべ』 七尾純 著 国土社 2006
  • 『幻のカエル : がけに卵をうむタゴガエル』 大木淳一 写真・文 新日本出版社 2006
  • 『卵のひみつ : たのしい料理と実験』 小竹千香子 著 永井泰子 絵 さ・え・ら書房 1987
  • 『たまごでつくる』 家庭科教育研究者連盟 編 大月書店 1988
  • 『恐竜のタマゴ』 ヒサクニヒコ 文・絵 講談社 1996
  • 「石の卵」(『たくさんのふしぎ』 298号 2010.01) 山田英春文・写真 福音館書店

【コロンブスの本】

  • 『コロンブスの航海』 ピエロ・ベントゥーラ 絵 ジアン・パオロ・チェゼラーニ 文  吉田悟郎 訳  評論社  1979
  • 『1492年海のかなたへの旅』 パム・コンラッド 作 谷口岳男 訳 ピーター・ケッペン 絵 くもん出版 2004

<ブックトークで紹介した本>

  • 『はしをわたらずはしわたれ』 小野かおる さく 福音館書店 1998
  • 『アーチの力学 : 橋をかけるくふう』 板倉聖宣 著 仮説社 2004
  • 『イタリア』 吉田忠正 文・写真 ; 北村光世 監修 ポプラ社 2008
  • 『がいこつだぞ : 骨と筋肉』 山田均 著 川上洋一 絵 草土文化 1990
  • 『二本足で立つってどういうこと?』 香原志勢 文 つだかつみ 絵 偕成社 2008