研修・交流

児童文学連続講座 平成21年度

総合テーマ「いつ、何と出会うか—赤ちゃん絵本からヤングアダルト文学まで」

おとうさん、おかあさんといっしょの幼児から、中学・高校生まで、YA(ヤングアダルト)の書棚を含む、図書館の児童書コーナーや児童室にやってくる子どもたちの年齢層もさまざまです。さまざまな年齢層の子どもたちに、どんな本をどのように手渡したらよいのでしょうか。今回は、「赤ちゃん絵本」「幼年童話」「紙芝居」「ヤングアダルト文学」の四つのテーマを立て、講師の方がたに、それぞれの歴史と現状、特質や問題点について話していただきます。「赤ちゃん絵本」というテーマは立てましたが、「絵本」というテーマは立てませんでした。「幼年童話」や「ヤングアダルト文学」というテーマはあっても、「児童文学」というテーマはありません。しかし、四つの領域をとおして、「絵本」や「児童文学」、いや、子どもの本の全領域を扱うことになるだろうと思います。それを子ども読者の側に立って考えるというのが、今回の講座の特色です。

監修 宮川 健郎(国立国会図書館客員調査員)

宮川 健郎(みやかわ たけお)

国立国会図書館客員調査員(平成20年度~)。
立教大学文学部日本文学科卒、同大学大学院文学研究科日本文学専攻博士前期課程修了。宮城教育大学、明星大学勤務を経て、現在は武蔵野大学文学部教授。JBBY(社団法人日本国際児童図書評議会)副会長。
編著書『きょうはこの本読みたいな』全16巻(共編)、『きょうもおはなしよみたいな』全8巻(共編)、『現代児童文学の語るもの』、『国語教育と現代児童文学のあいだ』、『子どもの本のはるなつあきふゆ』、『名作童話 小川未明30選』、『宮沢賢治20選』等

平成21年度 児童文学連続講座−国際子ども図書館所蔵資料を使って

テーマ 「いつ、何と出会うか—赤ちゃん絵本からヤングアダルト文学まで」
        監修 宮川 健郎(国立国会図書館客員調査員)
開催時期 平成21年11月9日(月)・10日(火)
会場 国際子ども図書館 3階 ホール
対象 現在、図書館などにおいて児童サービスに従事する方。
1機関1名。定員60名。2日間連続して受講できる方を優先します。応募多数の場合は調整させていただきます。
備考 連続講座の全課程を修了した方に対し、国際子ども図書館長名の修了証書を授与します。

講義内容・時間割

総合テーマ 「いつ、何と出会うか—赤ちゃん絵本からヤングアダルト文学まで」

監修 宮川 健郎(国立国会図書館客員調査員)

1日目 11月9日(月)

時間 内容 講師 当日配布資料
9:00 受付開始    
9:30-9:40 諸注意    
9:40-11:20 赤ちゃん絵本─赤ちゃんは音を食べる 後路 好章(元アリス館編集長)
赤ちゃん絵本の歴史を概観しながら、その構成・展開方法のタイプを解明していきます。赤ちゃんは絵本のどこにどう反応するのか、赤ちゃんの発達とからませてお話しします。受講者は「わたしの好きな赤ちゃん絵本、この1冊」を用意してご参加ください。数人の方に読み聞かせ実践をしてもらいます。
レジュメ(PDF形式:87KB)
ブックリスト(PDF形式:88KB)
11:20-12:00 館内見学    
12:00-13:00 休憩    
13:00-14:40 幼年童話 宮川 健郎(国立国会図書館客員調査員)
「幼年童話」という領域は、いつごろ、どのようにして生まれたのでしょうか。「幼年童話」の変遷を作家や作品に即してたどり、とりわけ、「絵本」とのちがいを意識しながら、その今日的な可能性をさぐります。
レジュメ(PDF形式:146KB)
ブックリスト(PDF形式:100KB)
14:50-15:50 参考資料紹介 国際子ども図書館職員 レジュメ(PDF形式:527KB)
ブックリスト(PDF形式:202KB)
16:00-17:00 意見交換会    

2日目 11月10日(火)

時間 内容 講師 当日配布資料
9:30 受付開始    
10:00-11:40 紙芝居・共感の楽しさ素晴らしさ 酒井 京子(童心社会長)
日本独自の文化である紙芝居は、紙芝居ならではの独特な特性をもっています。多様な子どものための文化の中で、紙芝居のみがもつ独自性とは、何なのでしょうか? 絵本とはどのように違うのでしょうか? 紙芝居の歴史にもふれながら、お話していきます。また、紙芝居も演じます。
レジュメ(PDF形式:141KB)
ブックリスト(PDF形式:38KB)
11:40-12:50 休憩    
12:50-14:30 ヤングアダルト文学 石井 直人(白百合女子大学教授)
商業としての出版において大きく広がったYA。ノンフィクションからエンターテインメントまで様々なYAが書店に並びます。そのぶん見えにくくなってしまったYAの本質を1960年代アメリカの初期作品と比較して考えます。それを通して図書館のヤングアダルトサービスの必要性が確認できればと思います。
レジュメ(PDF形式:108KB)
ブックリスト(PDF形式:75KB)
14:40-16:20 対談、質疑応答 宮川 健郎、石井 直人
「ヤングアダルト文学」の講義に引きつづいて、子どもの本の現状と問題点について対談形式で考えます。さらに、参加者から質問や意見をいただきながら、二日間の講座をふりかえり、大切な点を確認していきたいと思います。
 
16:20-16:30 修了証書授与    

平成21年度児童文学連続講座講義録「いつ、何と出会うか—赤ちゃん絵本からヤングアダルト文学まで」

※本講義録「いつ、何と出会うか」の印刷版は、社団法人日本図書館協会から発売されましたが、販売は終了いたしました。

※著作権の関係上、ホームページに掲載したデータでは、口絵写真の一部が表示されていません。

※フルバージョンとライトバージョンの違い
テキスト内容は同じです。掲載写真などがライトバージョンでは圧縮され画質が落ちています。

問い合わせ先

国立国会図書館国際子ども図書館 企画協力課協力係
TEL:03-3827-2053(開館日の9:30~17:00) FAX:03-3827-2043
〒110-0007東京都台東区上野公園12-49

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