研修・交流

児童文学連続講座 平成28年度

総合テーマ
「子どもに本を手渡すために―児童文学基礎講座」

子どもに本を手渡すためには、「子どもの本」とは何かを理解することが必要です。なぜ、どのように、どのような本を子どもに手渡すべきか?――子どもの本に関わる多様な現場では、これらの根本的な問いかけが常になされ、多くの関係者が答えを模索し続けています。

平成28年度の本講座は、児童文学概論、日本児童文学概論、外国児童文学概論、絵本概論の4つの視座から子どもの本に関する基礎的な知識を総合的に学び、その後の継続的な学びの契機とすることを目的として、主に子どもの本の現場における初任者を対象として開講します。

また、子どもの本に関わる日々の業務・調査研究に役立てていただくため、国立の児童書専門図書館である国際子ども図書館の利用法をご紹介します。

講座概要

総合テーマ 「子どもに本を手渡すために―児童文学基礎講座」
開催時期 平成28年11月7日(月)、8日(火)
会場 国際子ども図書館 アーチ棟1階 研修室1
対象 児童サービス担当図書館職員、児童書研究者(学生含む。)、児童書出版関係者等。定員60名。
※応募多数の場合は図書館職員を優先します。
※原則1機関1名とします。
※2日間連続して受講できる方を優先します。
備考 全課程の修了者に対し、国際子ども図書館長名の修了証書を授与します。

時間割

※講義内容の詳細については、講義内容の項目をご覧ください。

1日目 11月7日(月)

時間 内容
9時30分 受付開始
10時10分~10時15分 開講挨拶・諸注意・講師紹介
10時20分~12時 児童文学とは何かというとても難しい問題
12時~13時 休憩
13時~14時40分 日本の児童文学―「声」の時代、「声」のわかれ
14時40分~14時50分 休憩
14時50分~15時10分 国際子ども図書館の紹介
15時10分~16時 国際子ども図書館見学

2日目 11月8日(火)

時間 内容
9時30分 受付開始
10時~11時40分 英米を中心とした外国の児童文学―その歴史と概要
11時40分~13時 休憩
14時50分~15時30分 国立国会図書館が提供するデータベース紹介―子どもの本を探すには
15時30分~15時35分 休憩
15時35分~15時55分 受講者交流及び質疑応答
15時55分~16時 閉講挨拶・修了証書授与

講義内容

1日目 11月7日(月)

児童文学とは何かというとても難しい問題
川端 有子(日本女子大学教授)
子どもが読む本のことを児童文学という、そういえば簡単ですが、実はこの言葉がよびおこすイメージは、ひとによって様々で、しかもずいぶん曖昧です。そもそも、子どもが読む本でありつつ、書くのも売り買いするのも評価するのもおとなである、という児童文学の特殊性と、その定義の難しさについて考えてみたいと思います。
日本の児童文学―「声」の時代、「声」のわかれ
宮川 健郎(武蔵野大学教授)
児童文学とそれを子どもに読んであげる「声」のかかわりを軸に、日本児童文学の歴史をふりかえり、現在の問題を考えます。
巌谷小波、新美南吉、石井桃子、佐藤さとるらの作家たちが、私のお話の主な登場人物です。
国際子ども図書館の紹介
国際子ども図書館職員

2日目 11月8日(火)

英米を中心とした外国の児童文学―その歴史と概要
川端 有子
日本では翻訳をとおして読まれてきた外国の児童文学の歴史と、ファンタジーやリアリズム、冒険小説などのジャンルの発展について概観し、地域による特色や、時代・文化による変遷の歴史、日本での受容などについて、著名な作品を取り上げつつ、論じていきます。
絵本を学ぶ、その序章から―絵本とは何か
石井 光惠(日本女子大学教授、国立国会図書館客員調査員)
「絵本とは何か」というずいぶんと難解で本質的な問いから学び始めます。しかし、「絵本とは何か」のその答えは、連続講座で学ばれた一人一人が、最終的にご自身で獲得していくものと考えています。今回の概論としての講座では、近年絵本がどのような認識で捉えられるようになって来ているか、について解説します。

講義録

  • 印刷版

本講義録「子どもに本を手渡すために―児童文学基礎講座」の印刷版は、公益社団法人日本図書館協会から発売されています。印刷版の入手に関するお問い合わせは下記までお願いします。

公益社団法人日本図書館協会
〒104-0033 中央区新川1-11-14
電話:03-3523-0812(販売直通)

お問い合わせ先

国立国会図書館国際子ども図書館 企画協力課協力係
電話:03-3827-2053 FAX:03-3827-2043
〒110-0007 東京都台東区上野公園12-49

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