童画の世界 −絵雑誌とその画家たち

国際子ども図書館主催の展示会のお知らせです。

※こちらの展示会は終了しました

童画の世界 −絵雑誌とその画家たち
童画の世界 −絵雑誌とその画家たち

日本における児童向けの雑誌は、明治後期に誕生し、その中から生まれた絵を中心とする絵雑誌は第一次世界大戦時の好景気と大正デモクラシーの自由な雰囲気に支えられ、花開きました。

画家の武井武雄はこれらの子どものために描かれた絵画を「童画」と名づけ、「童画」は絵雑誌の中で、文章に添えられた挿絵としての立場から、独立した芸術として発展していきました。しかし、昭和期に入り、日中戦争、第二次世界大戦による物資不足もあいまって、次第に絵雑誌は統合され、衰退していきます。

童画の世界 −絵雑誌とその画家たち

今回の展示会では、「コドモノクニ」、「子供之友」、「コドモアサヒ」などの昭和前期までの絵雑誌と、そこで活躍した、竹久夢二、岡本帰一、武井武雄、初山滋、村山知義などの代表的な童画家たちの作品を紹介しながら、絵雑誌の誕生から衰退までの流れをたどります。

また、当時の児童雑誌の中で生まれ、現在も親しまれている「七つの子」、「かなりあ」などの童謡や童話、子どもたちのお楽しみの付録、童画家たちが描いた漫画などの特別コーナーも設け、国際子ども図書館所蔵資料を中心に、途中展示入替を行い、延べ約400点の資料を展示いたします。

2006年度国際アンデルセン賞・IBBYオナーリスト受賞図書展 主催 国立国会図書館 国際子ども図書館
開催期間 2008年9月20日(土)~2009年2月15日(日)
会期中の休館日 月曜日、こどもの日を除く国民の祝日・休日、年末年始
資料整理休館日 毎月第3水曜日
開催時間 午前9時30分~午後5時
会場 国際子ども図書館3階 本のミュージアム [MAP]
入場無料

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