あ行
か行
狐
狐は、かわいらしい見た目でありながら、洋の東西を問わず、どこかずるがしこいイメージの動物です。日本でも昔から、人間を騙すと語り伝えられてきたり、一方では、五穀豊穣の神様となったり、民俗や農耕と関わりの深い生き物でした。そんな狐に関連した本をご紹介します。
キツネの生態
稲と狐
日本人にとって最も重要な植物の一つである稲。キツネは、そんな稲と深い関係があるとされてきました。
狐の妖力
キツネには、人を騙したり、人のようにふるまったりするイメージがありませんか。キツネが人に化ける逸話は、国内外問わず見られます。
狐雨
狐雨と呼ばれる現象があります。珍しい現象ですが、皆さん一度は見たことがあるのではないでしょうか。なぜこんなことが起きるか、見てみましょう。
文学に登場する狐
キツネはその身近さ、親しみやすさゆえか、文学の中でも度々とりあげられています。
建築
百科事典で「建築」を引くと、言葉の由来のほか、様式、材料・技術など、建築のさまざまな側面が解説されています。今回は、建築のさまざまな側面を深く知ったり調べたりできるように、調べものの部屋から10冊を選んで紹介します。
まずは全体を見渡す
まずは2、3歩離れて「建築」を遠くから眺めてみましょう。一見、建築とは関係なさそうな学校の授業が、建築学への入口になっていることに気づくかもしれません。
自分が興味を持つ建築物が、建築の歴史の流れのどこにあるのか、確かめることができます。
建築家・建築士
建築に関わる「人」について調べられる本を紹介します。1冊は、過去の建築家の作品と生涯を解説する本です。
もう1冊は、現代の建築士の一日の仕事を詳しく説明する本です。
建築構造・建築基準法
基本的に「人が使う」目的で建てられ、維持される建築物。「建築基準法」は、国民の生命・健康・財産の保護のため建築物の敷地・設備・構造・用途の最低基準を定めた日本の法律です。
地震の多い日本では地震対策が欠かせません。
安全な構造のシェルターの作り方の本も紹介します。
建築材料・建築技術
地震の多い日本に残る、赤煉瓦建築を紹介する本です。
国際子ども図書館の天井にも施されている、伝統的な漆喰装飾・鏝絵を解説する本です。
風土特有の材料を用いて建てられる、世界中のさまざまな住居について、調べられる本です。
さ行
た行
食べる
戦争や異常気象など、このところの世界情勢は、私たちの食事にも影響を及ぼしています。また、近年は食事のデリバリーサービスが急速に浸透するなど、日常の食生活も変わりつつあります。今回は、「食べる」ことをさまざまな角度から考えるヒントとなる本を集めました。
食べるとは?
多くの人にとって食事は日常の一部ですが、食べるということについて改めて考えてみると、意外と知らないことが多いことに気付きます。
体と食べること
食べることは体と心の健康に密接に関係しています。体にとって、心にとって、食べることはどんな意味を持つのでしょう。
社会と食べること
食べることは個人的な行為ですが、社会的な意味を持つこともあります。また、社会の影響を受けて、食べる量や、食べる頻度まで変わります。
芸術と食べること
古今東西、食べることと無縁の文化は存在しません。食べることは、芸術の中でも様々な形で描かれてきました。
繋がる
人と人が、今と昔が、繋がる。あるいは、繋げる。範囲も方法も様々です。もしかしたら今、他者との繋がりについて悩んでいる人もいるかもしれません。まずは本と繋がって、「繋がり」についてじっくり考えてみませんか。
繋がるためのツール
人と人が繋がるためのツールの一つに言葉がありますが、誰とでも母語で繋がれるわけではありません。言葉だけでなく、からだもまた重要なコミュニケーションツールです。また、特定のハンディキャップを持つ人とそうでない人の間を繋ぐツールについても考えてみましょう。
身近な人との繋がり
人生を豊かにしてくれる一方で悩みの種にもなり得る「人間関係」を、新たな視点で考え直すきっかけになる本を紹介します。
身近な人との人間関係、中でも恋愛関係は、一対一の密接な関係であるがゆえにトラブルに発展しやすいので、知っておくべきことがいくつかあります。
繋がりを広げる
普段は身近な人との繋がりしか意識しないかもしれませんが、少し立ち止まって、遥か海の向こうの子どもたちへ繋がりを広げてみましょう。まずは知るところから始まります。
世の中には、海の向こうどころか宇宙の向こうへ、地球外生命体と繋がる可能性を探し求めている人々もいます。
時を越えて繋がる/繋げる
化石には様々な種類がありますが、いずれも過去の情報を今に伝えるものです。
自分に近い過去については、戸籍等を使って調べる方法もあります。
私たちが未来に繋がなければならないものもあります。伝統行事や伝統工芸技術を指定した無形文化遺産は、その一つです。
な行
は行
ボーダー
国境など、「ボーダー」(境界・境目)の「こちら側」と「あちら側」の区別は、時として分断や差別を生みます。一方、未知のものや異質なものと隣り合う特殊な場としての魅力もあり、何が境目を作っているかの探究はものの本質を知ることにもつながってきました。
国境
日々耳にする世界のニュースには、国や地域の境目=国境が関係するものが多くあります。境目を超えて移動するさまざまなもののうち、まずは「人」に注目します。人の移動を阻むために今でも物理的な「壁」が作られています。国境はどんな役割を持ち、どんな意味があるのか、政治学の視点から考えます。
境界の印と境界の魅力
古今東西、境目には何らかの印がつきものです。そこに込められた意味を民俗学者が探究しました。一方で、明らかな印がなくとも(またはないからこそ)、違う属性のもの(この本では県)が隣り合う場に魅了される人たちがいます。
人を分けるボーダー
例えば「18歳の女子高校生」のように個人を表現する時、その属性は、性別や所属などいくつかの区分からなりたっています。このような区分の多くが実はあいまいなものでしかなく、はっきりとしたボーダーラインは引けないとしたらどうでしょうか。1人1人の人間が、「違う要素が違う分量ずつ混ざった存在」としてありのままに受け入れられる日が来るかもしれません。