本で巡る世界の国々
世界のさまざまな国・地域に関する翻訳作品を、もとの言語で書かれた版や英語版と一緒に紹介します。 (ここにあげた以外にも複数の翻訳が出ている本もあります。読み比べてみてください。)
国・地域 : エジプト
ツタンカーメン発掘記
古代エジプト第18王朝の12代目の王(在位前1363年ころ~前1354年ころ)であるツタンカーメン王が埋葬された墓の発掘について、発見したイギリス人の考古学者ハワード・カーター自身が記した発掘記です。カーターは、許可を得てエジプトの古代都市テーベ(現在のルクソール)のナイル川西岸にある王家の谷を発掘し、苦労の末に1922年に王墓を発見し、1925年にはついに黄金のマスクのツタンカーメン王のミイラと対面しました。
原著の第1巻、第2巻、第3巻の最初の版は、それぞれ1923年、1927年、1933年に刊行されました。日本では、この発掘記の日本語訳に加えて、発掘記をもとに書かれた子ども向けの読み物[?]が複数出版されています。
■他メディア情報
Egypt(BBCにより2005年に放送されたドキュメンタリードラマ)
子ども向けに書かれた本として、『ツタンカーメン王の秘密』(国立国会図書館サーチが開きます。)などがあります。
過去のウェブサイトの収集などを行う米国で設立された非営利団体です。