ALSC、2018年版Summer Reading Listを発表

【2018-061】

2018年5月10日、米国図書館協会(American Library Association: ALA)の児童図書館サービス部会 (The Association for Library Service to Children: ALSC)が、Summer Reading Listの2018年版を発表した。

Summer Reading Listは、年齢別にBirth-Preschool(0~4歳)、K-2nd grade(5~7歳)、3rd–5th grade(8~10歳)、6th-8th grade(11~13歳)の4段階に分けて作成されたパンフレットで、電子書籍やオーディオ・ブック、点字本、大活字本でも入手できるもの等を含め、米国中の子どもたちに人気のある本がそれぞれ約25冊ずつ、紹介のコメントとともに掲載されている。三つ折りのリストの裏側は各図書館が自由に使えるように白紙になっており、各図書館は、そこに利用案内や開催予定の子ども向けの読書・学習プログラムの時間割等を掲載できる。ALSCのウェブサイトからダウンロードしたリストに自館の情報をのせて、子どもたちや保護者、近隣の住民に配布できる仕組みになっている。

ALSCの会長であるNina Lindsayは、「夏休みの計画なら、保護者や教師は図書館員に相談するようお勧めする。こういった読書リストにはじまり、図書館に設置されたメーカースペース(ハイテク機材等を兼ね備えた、様々な創作活動を支援するための公共スペース)や子ども向けプログラムの実施等、長期休みの間に子どもたちが学びつづけるようにするにはどうしたらいいかを図書館員はよく知っている」と述べる。

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(2018.06.25 update)