2018年の子どもの本Best Books(米国)

【2018-131】

米国の学校図書館向け雑誌School Library Journal(SLJ)が、子どもの本のBest Books 2018を発表した。絵本(Picture Books)が17作品、低学年向け読み物(Chapter Books)が2作品、中・高学年向け読み物(Middle Grade)が21作品、ノンフィクション(Nonfiction)が14作品、ヤングアダルト(YA)が22作品、詩(Poetry)が4作品と、6部門をあわせて全部で80作品が公表されている。

SLJの編集者によって、文学性に優れ、今の時代に合っていながらも時代を超えて読み継がれていくような作品が選出された。全米図書賞児童文学部門およびボストングローブ・ホーンブック賞フィクションと詩部門を受賞した“The Poet X”や、カナダ総督文学賞児童書部門(絵本)を受賞した“They Say Blue”等、2018年の有名な児童文学賞を受賞した作品もあった。また、80作品のうち9作品と、グラフィック・ノベル(Graphic Novel)が多く見られ、ヤングアダルト部門には日本の漫画の英訳である“The Promised Neverland, Vol. 1: Grace Field House”(邦題『約束のネバーランド』)が選ばれている。

子どもの本に限らず、10代にもおすすめの一般書、グラフィック・ノベル、オーディオブック等のBest of 2018も発表され、すべてSLJのウェブサイトから閲覧できる。

Ref:

(2018.12.25 update)