「埼玉県の高校司書が選んだイチオシ本2018」が発表

【2019-014】

2019年2月15日、埼玉県高校図書館フェスティバル実行委員会が、「埼玉県の高校司書が選んだイチオシ本2018」を発表した。

同委員会は、2011年から2013年まで、高校図書館の楽しさを伝えるイベント「埼玉県高校図書館フェスティバル」を開催し、イベント終了後も「埼玉県の高校図書館司書が選んだイチオシ本」を毎年発表している。9年目となる今回の2018年度版では、2017年11月から2018年10月のあいだに出版された180作品の中から、埼玉県の高校図書館司書118名の投票によって10作品が選ばれた。受賞作は以下の通り(得票順・9、10は同率9位)。

1.『リアルサイズ古生物図鑑 古生物のサイズが実感できる! 古生代編』(土屋健 著、群馬県立自然史博物館 監修、技術評論社、2018年、ISBN:978-4-7741-9913-9、当館請求記号:ME2-L36)
2.『そして、バトンは渡された』(瀬尾まいこ 著、文藝春秋、2018年、ISBN:978-4-16-390795-6、当館請求記号:KH921-L580)
3.『みえるとか みえないとか』(ヨシタケシンスケ さく、伊藤亜紗 そうだん、アリス館、2018年、ISBN:978-4-7520-0842-2、当館請求記号:Y1-N18-L307)
4.『黒板アート甲子園作品集 高校生たちの消えない想い』(日学株式会社 総監修、日東書院本社、2018年、ISBN:978-4-528-02193-8、当館請求記号:Y6-N18-L309)
5.『愛なき世界』(三浦しをん 著、中央公論新社、2018年、ISBN:978-4-12-005112-8、当館請求記号:KH874-L2699)
6.『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』(新井紀子 著、東洋経済新報社、2018年、ISBN:978-4-492-76239-4、当館請求記号:M121-L459)
7.『風に恋う』(額賀澪 著、文藝春秋、2018年、ISBN:978-4-16-390852-6、当館請求記号:KH894-L572)
8.『青少年のための小説入門』(久保寺健彦 著、集英社、2018年、ISBN:978-4-08-775442-1、当館請求記号:KH864-L1733)
9.『54字の物語 意味がわかるとゾクゾクする超短編小説』(氏田雄介 作、佐藤おどり 絵、PHP研究所、2018年、ISBN:978-4-569-78743-5、当館請求記号:Y8-N18-L156)
10.『ブロードキャスト』(湊かなえ 著、KADOKAWA、2018年、ISBN:978-4-04-105490-1、当館請求記号:KH874-L2697)

ウェブサイトの「イチオシ本2018」のページでは、受賞に際して著者からよせられたコメントや、県内司書の推薦コメントとともに全受賞作を見ることができ、パンフレットやPOPのPDF版がダウンロード可能となっている。動画視聴サイトYouTubeでは、発表中継の動画も閲覧できる。また、今回の投票結果をもとに、埼玉県内の書店や図書館では、「イチオシ本フェア2018」がおこなわれている。

Ref:

  • 埼玉県高校図書館フェスティバル > 埼玉県の高校図書館司書が選んだイチオシ本2018
    http://shelf2011.net/htdocs/?page_id=197
  • 「埼玉県の高校司書が選んだイチオシ本2018」が発表(カレントアウェアネス-R、2019.2.18)
    http://current.ndl.go.jp/node/37600
  • CA1807 - 埼玉県高校図書館フェスティバルに取り組んだ3年間-職種を超えた連携とつながりの中で- / 木下通子, 宮崎健太郎(カレントアウェアネス、No.318、2013.12.20)
    http://current.ndl.go.jp/ca1807
(2019.02.26 update)