ニュージーランド国立図書館による学校図書館調査

【2019-018】

2019年1月30日、ニュージーランド国立図書館(National Library of New Zealand: NLNZ)が、学校図書館調査の結果“School libraries and school library services in New Zealand Aotearoa”を発表した。この調査は2018年5月、同館の学校向けサービス部局と、ニュージーランド学校図書館協会(School Library Association of New Zealand Aotearoa: SLANZA)およびニュージーランド図書館協会(Library and Information Association of New Zealand Aotearoa: LIANZA)が共同で実施し、ニュージーランドの学校の約20%から550名以上が調査に参加した。主な調査結果は以下の通り。

  • ・ニュージーランド国内の学校図書館の管理・運営には大きなばらつきがあり、特に、学校の種類によって、技術、環境、職員の能力といった面で大きな差がみられる。
  • ・どの種類の学校図書館も、保護者、家族、学校、そしてより広いコミュニティともっと深い関係を築いていきたいと考えている。
  • ・学校図書館の役割や意義に関する質問では、児童・生徒のリテラシーの向上支援、カリキュラムを横断する学習、児童・生徒の福祉、といった点が学校図書館のもつ重要な役割として広く支持されている。

詳細な調査結果は、NLNZのウェブサイトから閲覧可能となっている。また、調査結果を受けて、自分の所属する学校図書館について考慮すべきことのヒントとなる項目や、今後の調査する可能性のある項目等もウェブサイトに紹介されている。

Ref:

(2019.02.26 update)