「よい絵本」読書活動ノートのデジタル版を公開

【2019-095】

2019年7月22日、全国学校図書館協議会(全国SLA)は、ブックリスト「よい絵本」を活用するための読書活動ノートのデジタル版を公開した。

「よい絵本」は、1977年から2016年まで、全国SLAによる絵本読書推進の取組の一環として、「学校や家庭、地域で子どもたちへの読み聞かせや絵本をすすめるときの、選書の手がかりとなる優れた絵本のリスト」として選定されてきた。

「よい絵本」読書活動ノートは、全国SLAが製作し無料で配布していたもので、表紙写真と書誌的事項、簡単な内容のほか、読んだ絵本の感想や読んだ日付を記入し読書記録として活用できる(現在は製作・配布を終了している)。公開されたデジタル版では、「第28回よい絵本」として選定された絵本279点を、対象年齢やテーマから検索し、一冊ごとの記録シートをダウンロードすることができる。記録シートには、書名、著者・画家・訳者名、出版社名、本の大きさ、本体価格(税抜)、対象学年、あらすじ、読後の気持ちマークが記載されており、ダウンロードしたデータをひな形に挿入することで、オリジナルの読書活動ノートとして利用できる。読書活動ノートを利用する教師向けに、活用実践例の指導案が入った「読書活動ノート活用のてびき」も、全国SLAのウェブサイトにて公開されている。

現在、「よい絵本」は、「えほん50」(1年間に出版された絵本の中から優れた絵本を顕彰する「日本絵本賞」の成果をふまえ、ぜひ子どもたちに読んでほしいと推薦する絵本リスト)に引き継がれており、2019年4月に2019年版が公開された。

Ref:

(2019.08.26 update)