広島市こども図書館、「りんごの棚」を設置

【2019-147】

2019年11月20日、広島市こども図書館は、同館1階の「かりるへや」に、本をそのままの状態では読めない子どもや読みにくい子どものためのコーナー「りんごの棚」を設置したことを発表した。

「りんごの棚」とは、スウェーデンで生まれたインクルーシブな図書館サービスのひとつで、特別なニーズのある子どもに読書の喜びを知ってもらうための取組みである。一般的に、「りんごの棚」には、録音図書やオーディオブック、大活字本、点字の本、布の絵本、LLブック等、本をそのままの状態では読めない(読みにくい)子どもが楽しめる資料のほか、子ども向けに限らず、障害のある子どもが登場する本や障害を理解するための本が置かれている。現在、「りんごの棚」はスウェーデンのみならず他国へ普及し、日本の図書館でも広がりを見せている。

広島市こども図書館の「りんごの棚」には、大活字本、点字の本、CDブック、LLブック等特別なニーズのある子どものための資料や、障害を理解するための本のほか、読書補助具のリーディングトラッカー等も置かれている。

Ref:

(2019.12.24 update)