よんでみる?
ぼくらの地図旅行
那須正幹 ぶん 西村繁男 え 福音館書店 1989
はじまりは、教室でのけんかだった。けんかのいきおいでシンちゃんは、「地図と磁石(じしゃく)があればどこにだって行ける」とみんなの前で宣言(せんげん)し、いきがかりで、ぼくは、シンちゃんと二人で地図と磁石だけを使った旅をすることになった。中辻駅(なかつじえき)から8キロ以上も先にある灯台(とうだい)まで歩いていく旅は、はじめは順調(じゅんちょう)だったけど…。
二人と一緒に地図を見ながら、岬(みさき)の灯台への旅ができる本です。この本を読めば地図の使い方も分かるようになるので、ほんとうに二人みたいな地図旅行に出かけてみるのも楽しいですね。(2010.8)