よんでみる?
世界を動かした塩の物語
マーク・カーランスキー 文 S.D.シンドラー 絵 遠藤育枝 訳 BL出版 2008.9
塩を食べないと、人間は生きていくことができません。今は工場で塩をたくさん作ることができますが、ずっと昔は、塩はきちょう品でした。塩で長くほぞんすることができる食べものが国をこえてとりひきされ、塩は世界をめぐり、塩をたくさんもつ国が強い国だったのです。今も残るゆうだいないせき、万里の長城(ばんりのちょうじょう)も、塩のおかげできずかれました。 エジプトのミイラづくりに塩がつかわれていたことや、塩のどうくつなど、塩についてのおどろきのお話とともに、世界をかけめぐった塩と人びとのれきしを楽しく知ることができます。読みごたえのある本ですが、チャレンジしてみませんか?
(2011.1)