よんでみる?
「イグルー」をつくる
ウーリ・ステルツァー写真と文 千葉茂樹訳 あすなろ書房 1999.12
ほっきょく地方にすんでいる、イヌイットとよばれる人びとはイグルーという雪の家を作ります。ほっきょくでは家のざいりょうになる木は育ちませんが、雪ならいくらでもあるので、雪で家を作るのです。
イグルーを作るときにいちばんたいせつなのは、やわらかすぎず、かたすぎない「いい雪」を見つけること。雪を切って、重さ10キロぐらいのブロックを作り、まるくならべてつみあげます。まどやえんとつ、げんかんも作ります。海の氷で作るまどからは、あおみどり色のふしぎな光がさしこんで、まるで海の底(そこ)のよう。
親子がきょうりょくしてイグルーを作っていくようすを、写真をみながら楽しんでください。
(2011.2)