よんでみる?
いっぽんの鉛筆のむこうに
谷川俊太郎文 ; 坂井信彦ほか写真 ; 堀内誠一絵 福音館書店 1989.2
鉛筆(えんぴつ)はどうやって作られているでしょう。
この本には、鉛筆作りに関わるいろいろな国の人たちが、どんな場所でどんな仕事をして、どんな家族とどんなものを食べてくらしているかが、しょうかいされています。仕事場や家族の様子が分かる写真もたくさんのっています。スリランカの鉱山(こうざん)で黒鉛(こくえん)をほる人、アメリカの山で木を切る人、木を運ぶメキシコの船のコックさん、日本の工場で加工する人、文房具店(ぶんぼうぐてん)で売る人など、世界の大勢(おおぜい)の人たちが関わって、一本一本の鉛筆がわたしたちのところにとどくことが分かります。
読んだ後は、短くなった鉛筆も大事にしたくなるかもしれませんよ。
(2011.11)