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かき氷:天然氷をつくる
細島雅代 写真 伊地知英信 文
岩崎書店 2015.5
この本は、おいしいかき氷の元になる天然(てんねん)の氷づくりをしょうかいしています。ふんわり、つめたく、おいしいかき氷は、どのようにして作られるのでしょうか?
阿佐美(あさみ)さんの家は埼玉県長瀞(ながとろ)で明治時代からつづく氷屋さんで、ていねいに天然氷を作っています。秋になると氷を作る池のじゅんびをし、氷ができ始めると、毎日、落ち葉掃除(そうじ)や点検(てんけん)をします。気温の変化(へんか)や雨や雪のたびに、代々つたえられてきた技術(ぎじゅつ)や知恵(ちえ)を活かして、大切に氷を守り育てます。そして大きく育った氷は、慎重(しんちょう)に切り出し、夏まで氷室(ひむろ)でほぞんします。
こうして作られた天然氷のかき氷は、どんな味がするでしょう?(2018.7)