よんでみる?
ルイ・ブライユと点字をつくった人びと
高橋昌巳 監修 こどもくらぶ 編
岩崎書店 2016.7
エレベーターのボタンや駅の階だんの手すりなどに、小さなポツポツした点がついているのを見たことがありませんか。それは「点字」と言われる、目が見えない人がさわって読む文字です。
点字はどの国でも、たて3点よこ2列の6つの点であらわします。この6つの点でアルファベット26文字をあらわす方法(ほうほう)を考えたのが、フランスのルイ・ブライユです。1829年にできたルイ・ブライユの点字にならって、日本でも6点で五十音をあらわす方法が考えられました。日本の点字ができたのは1890年です。
今では、すいはんきのスイッチやジャムのびんなど、点字がついているものがいろいろあります。この本を読んで、点字の仕組みや歴史(れきし)にふれてみませんか。(2018.12)