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国立国会図書館 国際子ども図書館「しらべる・まなぶ・よむ」小学生向け

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季節のごちそうハチごはん

横塚眞己人 写真と文
ほるぷ出版 2018.9

季節のごちそうハチごはん表紙

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この本では、ハチの子を使った料理(りょうり)、「ヘボの甘露煮(かんろに)」を作る様子がしょうかいされています。ハチの子とは、ハチのようちゅうやさなぎのことです。
虫を食べると聞いて、おどろいた人もいるかもしれません。
じつは、ハチの子は、むかしから日本のさまざまな地域(ちいき)で食べられていました。ヘボの甘露煮は、岐阜県(ぎふけん)で今でも食べられている郷土(きょうど)料理です。
ヘボの甘露煮作りは、夏、土の中にあるハチの巣(す)をさがすことから始まります。巣を見つけたら箱に入れ、ハチにエサをやって育てます。はじめはソフトボールくらいの大きさで、300グラムほどの重さだった巣が、秋には5キロ以上(いじょう)の重さになるそうです。こうして大きくなった巣からハチの子を取り出し、さとうやしょうゆで煮(に)ると、ヘボの甘露煮ができあがります。
みなさんの住んでいる場所の、季節(きせつ)のごちそうは何ですか?(2020.9)

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