よんでみる?
琉球という国があった
上里隆史 文, 富山義則 写真, 一ノ関圭 絵
福音館書店 2020.2
今からやく140年前まで、沖縄(おきなわ)県は琉球(りゅうきゅう)という一つの国でした。国をおさめる王様は首里城(しゅりじょう)に住んでいたのです。この本は琉球王国のことを、写真とイラストでわかりやすくしょうかいしています。
もともと琉球の人々は、島の近くで貝や魚をとって生活していました。やがて、外国との貿易(ぼうえき)を行う船が立ちよるようになります。中国や日本、朝鮮(ちょうせん)、東南アジアなどからたくさんの人々がやってきて、琉球に住むことで、独自(どくじ)の文化が生まれました。その後、中国は貿易で琉球だけ特別(とくべつ)あつかいしたため、他の国を大きく引きはなすほど利益(りえき)をえたのです。
みなさんもこの本を読んで、沖縄の歴史(れきし)を学んでみませんか?(2021.6)
※2019年10月に琉球王国のお城(しろ)だった首里城が火事でもえてしまいました。新しい首里城をたてるために沖縄の人だけでなく、世界中の人々が力をかしています。