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ポリぶくろ、1まい、すてた
ミランダ・ポール 文, エリザベス・ズーノン 絵, 藤田千枝 訳
さ・え・ら書房 2019.2
ある日アフリカのガンビアに住むアイサトさんがくだものを運んでいると、かごがこわれてしまいました。こまったアイサトさんは、そばに落ちていたポリぶくろをひろって使い始めました。村人たちもべんりなポリぶくろを使い、やぶれたポリぶくろは地面にすてました。やがて道はゴミの山でいっぱいになります。村人たちのヤギはそのポリぶくろを食べて死んでしまいました。アイサトさんは村を何とかしようと、ゴミの山からポリぶくろをつまみだしてあらいます。そしてなかまたちとあるものを作り始めました。いったい何ができるでしょう。
この本は、アイサトさんがアフリカの女の人たちと取り組んだ、プラスチックごみのリサイクル運動をしょうかいしています。SDGsの目標9である「産業(さんぎょう)と技術革新(ぎじゅつかくしん)の基盤(きばん)をつくろう」のテーマをわかりやすくつたえる絵本として、国際連合(こくさいれんごう)のブックリストにも上げられています。(2023.7)