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おばあちゃんとバスにのって
マット・デ・ラ・ペーニャ 作, クリスチャン・ロビンソン 絵, 石津ちひろ 訳
鈴木出版 2016.9
主人公の男の子ジェイは、毎週日曜日、おばあちゃんといっしょに教会に行った後、バスに乗ってある所へ出かけます。
バスの中でジェイは、目が見えない人を見て、大へんだろうなと思ったり、イヤホンで友だちと二人で音楽を聞いているお兄さんたちを見て、自分もほしいなと思ったりします。でも、おばあちゃんは、どんな時もすてきな言葉で、ちがった見方を教えてくれます。すると、バスに乗っている人がギターをひいてくれたり、目の見えない人が音楽のまほうを感じる方法を教えてくれたりします。
バスをおりて二人が着いた所は「ボランティアしょくどう」。二人は、めぐまれないたくさんの人たちのために食事をふるまいます。
二人の道中のあたたかな会話は、想像力を働かせて、ちがう物の見方をすると、世界をゆたかに感じられることを伝えてくれます。(2025.11)
*この本は、国際連合(こくさいれんごう)が作るブックリスト “SDG Book Club” 目標1で紹介されています。


