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星の使者 : ガリレオガリレイ
ピーター・シス 文・絵 原田勝 訳 徳間書店 1997.11
長い間、人びとは、地球が宇宙(うちゅう)の中心で、太陽やほかの星が地球のまわりを回っているという天動説を信じていました。
のちに、地球が太陽のまわりを回っていると考える地動説があらわれると、ガリレオ・ガリレイは、人びとが信じていることは本当かと疑問(ぎもん)を持ち、自分で作った望遠鏡で夜空を観察しました。
太陽の黒点を調べたり、木星を回る四つの衛星(えいせい)を見つけたりした結果、ガリレオは地動説が正しいと考え、それを広めました。天動説を信じるローマ・カトリック教会は、ガリレオが聖書(せいしょ)に反する説を信じたとして、裁判(さいばん)で有罪(ゆうざい)にし、死ぬまで家に閉じ込めました。しかし、それでもガリレオは科学を探究(たんきゅう)し続けました。
ガリレオの人生から、みなさんは何を思いますか?絵本の見返し(※)の絵も注目ポイントですよ!
「見返し」…本の表紙と本文をくっつけている紙。本によっては、作者のメッセージや情報がもりこまれていることがあります。