本で調べる東京名所 上野
科博と科学 : 地球の宝を守る
篠田謙一 著 早川書房 2024.2

著者は令和3年(2021年)に国立科学博物館(科博)の館長に就任し、「科学を文化に」という目標を掲げました。
私たちは高校を卒業すると、科学教育を受ける機会が減ってしまいます。しかし、現代の社会は科学技術がなくては成り立たず、生きていく上で科学と無縁ではいられません。「科学を文化に」とは、学校を卒業しても音楽や絵画などの芸術を楽しむように、科学が人生を豊かにするものと認識され、生涯にわたって科学に触れて情報をアップデートしていくような社会を作るという意味だそうです。
また、科博は、令和5年(2023年)に実施したクラウドファンディングで9億円を超える寄付を集め、話題になりました。この本では、その背景についても語られています。
私たちの社会に欠かせない科学と、人々に科学を届ける科学博物館の役割について考えてみませんか。
