ブックスタートと赤ちゃん絵本
ブックスタートとは、市区町村などの自治体による事業で、赤ちゃんと保護者が絵本を介して心を通わせることを支援する活動です。地域の図書館、保健センター、子育て支援の部署、ボランティアなどが連携し、0 歳児健診などの機会に赤ちゃんと保護者に無償で絵本を手渡すことにより、絵本を開いて楽しいひとときを過ごす体験を提供します。1990 年代にイギリスで誕生したこの試みは、2000(平成12)年の「子ども読書年」を機に日本に広まりました。2001年から本格的な取組が始まり、現在では全国の1,000 以上の自治体で実施されています。
手渡す絵本は、図書館司書、保育士、乳幼児発達の専門家などによる選考会議を経て選定された候補作品(ブックスタート赤ちゃん絵本)の中から、各自治体によって決められます。2001年のブックスタート本格開始時には17タイトルが候補に選ばれ、2020(令和2)年度は30タイトルが選ばれています。
ここでは、これまでにブックスタート赤ちゃん絵本に選定された絵本の一部を紹介します。