使命・役割

国際子ども図書館の使命

全ての子どもにとって、読書活動は、「言葉を学び、感性を磨き、表現力を高め、創造力を豊かなものにし、人生をより深く生きる力を身に付けていくうえで欠くことのできないもの」(子どもの読書活動の推進に関する法律第2条)です。真に豊かな社会を実現するうえで、全ての子どもが読書の楽しみを享受できる環境を整備することは、社会全体の責務です。

国際子ども図書館は、国立国会図書館法に基づく我が国唯一の国立の児童書専門図書館として、国内外の豊富な資料と情報資源を活用し、子どもの本に関わる活動や調査研究を支援することにより、「子どもの本は世界をつなぎ、未来を拓く!」という理念の実現をその使命とします。

外観

基本的な役割

上記の使命を実現するため、国際子ども図書館は、デジタル化が進展する社会における子どもや図書館を取り巻く環境の変化に呼応しつつ、以下に掲げる3つの基本的な役割を果たします。

  • 児童書専門図書館としての役割
    国内外の児童書及び関連資料を収集・保存・提供するとともに、児童書に関する専門的な情報を広く発信することにより、児童書や子どもの読書に関わる多様な活動を支援します。
  • 子どもと本のふれあいの場としての役割
    国際子ども図書館だけでなく、インターネットや身近な図書館を通して、全ての子どもが本とふれあい、図書館や読書に親しむきっかけを提供します。
  • 子どもの本のミュージアムとしての役割
    本のミュージアムに加え、上野に立地する歴史的建造物という特色やインターネットで提供する電子展示会をいかし、総合的に文化に親しむ場としての図書館の姿を実現します。