むかし、ガーナに、水がきれいなゾンゴぬまがありました。ぬまのほとりには、カニとカメとクモがくらしていました。三びきはちがうところがあってもなかよしです。ある日、クモはぬまに空きかんやポリぶくろをポイポイすてはじめます。お金もちになってぬまを買えば、何をやってもいいと思ったのです。ぬまは緑色ににごり、きたなくなって、住んでいた生き物たちは病気になってしまいました。はたらき者のカニとかしこいカメは、どうしたらよいか考えます。ぬまは、きれいな水をとりもどせるのでしょうか。
この絵本は、作者とガーナの子どもたちがワークショップの中でいっしょに作りました。みなさんも、友だちや家族といっしょに自由に意見を出し合って、みんなの水を守るためにできることを考えてみましょう。（2024.9）
＊この本は、国際連合（こくさいれんごう）が作るブックリスト “SDG Book Club” 目標6で紹介されています。