よんでみる?
ひとりひとりのやさしさ
ジャクリーン・ウッドソン 文, E.B.ルイス 絵, さくまゆみこ 訳
BL出版 2013.7
いじわるなことを言ったり、やったりしたあと、むねに広がる苦い気持ちを味わったことはありますか?また、そんな気持ちにはどう向き合ったらいいでしょう。
クローイの学校にマヤが転校してきました。マヤはクローイに話しかけたり、遊びにさそったりしますが、クローイはマヤを無視(むし)し、マヤの古びた服や、かわったおべんとうをみんなとわらいます。ある日、マヤは学校に来なくなりました。クラスで「やさしさ」について話し合ったとき、アルバート先生は水に小石を落とし、さざなみが広がるのをみんなに見せて言いました。「わたしたち ひとりひとりの ちいさな やさしさが さざなみの ように せかいに ひろがっていくのです」と。クローイは「ひとりひとりのやさしさ」についてどう考えたでしょう。この本を読んで、いっしょに考えてみませんか?(2025.3)
*この本は、国際連合(こくさいれんごう)が作るブックリスト “SDG Book Club” 目標17で紹介されています。