韓国とASEAN加盟国による読み聞かせキャンペーン

【2020-025】

韓国国立中央図書館(National Library of Korea: NLK)の国立子ども青少年図書館が、4月23日の「世界本の日」を記念して、東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国のうち9か国の図書館と共同で、SNSを用いた「#黄色いエプロンハッシュタグチャレンジ」(#Yellow Apron Hashtag Challenge)を実施している。

「#黄色いエプロンハッシュタグチャレンジ」は、韓国と、ASEAN加盟国のうちカンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムのあわせて10か国が共同で行う読書キャンペーンである。

「読み聞かせ」と「遊び」を組み合わせ、読み聞かせ活動の楽しさを伝えるもので、2020年1月15日から4月2日までの100日間実施される。該当地域の図書館で黄色いエプロンを着用して子どもに本を読んでいる動画や写真を、ハッシュタグ(#readmeabook_yellowapron、#yellowapron_hashtagchallenge、#aseanrokisreading_国名、#図書館名)をつけて写真共有アプリInstagramに投稿することで、誰でも参加できる。

黄色いエプロンは、「韓国・ASEAN読書文化共同事業」を象徴するものであり、韓国国内の読書キャンペーンのシンボルでもある。

このプロジェクトは、2019年11月に開催された「韓国・ASEAN子ども青少年サービス代表会議」で合意された「韓国・ASEAN子ども・青少年読書文化共同事業」のフォローアップの一環として、韓国・ASEAN加盟国の読書文化発展のための実践的・具体的な活動と位置づけられている。キャンペーン終了後、同館は、国別のInstagramの投稿数によって優勝国を決め、2020年6月の国際シンポジウムで事例を共有する予定である。

Ref:

(2020.02.25 update)