IBBY支部による日中韓共同プロジェクト

【2020-026】

2020年2月5日、日本国際児童図書評議会(JBBY)は、国際児童図書評議会(International Board of Book for Young People:IBBY)に加盟する日本・中国・韓国の各支部による「日中韓共同プロジェクト」を立ち上げたと発表した。

同プロジェクトは、定期的にテーマを決めて各支部からおすすめの本を出しあい、他の国でもそれを紹介するものである。JBBYによると「子どもたちには、世界のいろいろな国の文化を知ってもらいたいし、特におとなりの国の子どもたちとは理解し合ってほしい、友だちになってほしい」という願いが込められているという。また、子どもたちに他の国で出ている本を知ってもらうことだけではなく、出版社が翻訳検討の資料とすることも視野に入れたものとなっている。

第1回のテーマは「環境」で、各国からは子どもの本が5冊ずつ、計15冊が推薦された。これら15冊は、JBBYホームページ上で、書影やあらすじ付きで紹介されている。日本からは、第66回産経児童出版文化賞大賞を受賞した『「牛が消えた村」で種をまく』(ISBN:978-4-540-17187-1、当館請求記号:Y1-N18-L49)などが選ばれた。これらの本は2020年3月21日、22日に開催される「子どもの本の日フェスティバル」で実際に手に取ることができる。

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(2020.02.25 update)