埼玉県の高校司書が選んだイチオシ本2019

【2020-042】

2020年2月14日、埼玉県高校図書館フェスティバル実行委員会が、「埼玉県の高校司書が選んだイチオシ本2019」を発表した。

同委員会は、2011年から2013年まで、高校図書館の楽しさを伝えるイベント「埼玉県高校図書館フェスティバル」を開催し、イベント終了後も「埼玉県の高校図書館司書が選んだイチオシ本」を毎年発表している。10年目となる今回の2019年度版では、2018年11月から2019年10月の間に出版された本を対象に、応募があった182作品の中から、埼玉県の県立高校と私立高校に勤める専任司書(118人)の投票によって10作品が選ばれた。受賞作は以下のとおりである(得票順・7位および9位は同列。また、シリーズものは第1巻のISBN及び請求記号のみを記載した)。

  1. 1. 『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』(ブレイディみかこ 著、新潮社、2019年、ISBN:978-4-10-352681-0、当館請求記号:FB64-M4)
  2. 2. 『線は、僕を描く』(砥上裕將 著、講談社、2019年、ISBN:978-4-06-513759-8、当館請求記号:KH971-M5490)
  3. 3. 『「空気」を読んでも従わない』(鴻上尚史 著、岩波書店、2019年、ISBN:978-4-00-500893-3、当館請求記号:Y5-N19-M240)
  4. 4. 『本と鍵の季節』(米澤穂信 著、集英社、2018年、ISBN:978-4-08-771173-8、当館請求記号:KH971-M105)
  5. 5. 『82年生まれ、キム・ジヨン』(チョナムジュ 著、斎藤真理子 訳、筑摩書房、2018年、ISBN:978-4-480-83211-5、当館請求記号:KJ71-M17)
  6. 6. 『白銀の墟 玄の月』(小野不由美 著、新潮社、2019年、ISBN:978-4-10-124062-6、当館請求記号:KH971-M8849)
  7. 7. 『こども六法』(山崎聡一郎 著、伊藤ハムスター 絵、弘文堂、2019年、ISBN:978-4-335-35792-3、当館請求記号:Y1-N19-M411)
  8. 7. 『ゴミ清掃員の日常』(滝沢秀一 原作・構成、滝沢友紀 まんが、講談社、2019年、ISBN:978-4-06-515672-8、当館請求記号:Y84-M6400)
  9. 9. 『ころべばいいのに』(ヨシタケシンスケ 作、ブロンズ新社、2019年、ISBN:978-4-89309-660-9、当館請求記号:Y17-N19-M704)
  10. 9. 『夢見る帝国図書館』(中島京子 著、文藝春秋、2019年、ISBN:978-4-16-391020-8、当館請求記号:KH971-M4160)

埼玉県高校図書館フェスティバルのウェブサイトでは、1位を受賞した『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』の著者ブレイディみかこ氏へのインタビュー動画や発表の中継動画、全受賞作の受賞に際して寄せられた作者や担当編集者等からのコメント、高校図書館司書の推薦コメントを閲覧できるほか、学校図書館等の展示で利用できるパンフレットやPOPがダウンロード可能となっている。また、今回の投票結果をもとに、埼玉県内の書店や図書館では、「イチオシ本フェア2019」が行われている。

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(2020.03.24 update)