「世界の子どもたちに見せたい韓国絵本100選」発表

【2020-092】

韓国オリニ(子ども)図書研究会は2020年3月19日、「世界の子どもたちに見せたい韓国絵本100選」を発表した。同研究会は40年の歴史をもつ社団法人であり、韓国各地に支部を有し、児童書の目録や推薦図書リストの作成・刊行、展示やシンポジウムの企画、図書館の運営支援などを行っている。

発表されたリストには、同研究会の会員らが「世界の子どもたちに見せたい」という観点から選んだ100冊の絵本が掲載されている。英語、中国語、日本語に翻訳され出版されている書籍には、各々「E」「C」「J」というマークが付されて紹介されており、邦訳された作品としては『ソリちゃんのチュソク』(イ・オクベ 絵と文、みせけい 訳、セーラー出版、2000年、ISBN:978-4-88330-139-7、当館請求記号:Y18-N01-44)、『なみ』(スージー・リー 作、講談社、2009年、ISBN:978-4-06-283035-5、当館請求記号:Y18-N09-J261)、『すいかのプール』(アンニョンタル 作、斎藤真理子 訳、岩波書店、2018年、ISBN:978-4-00-112674-7、当館請求記号:Y18-N18-L185)、『あめだま』(ペク・ヒナ 作、長谷川義史 訳、ブロンズ新社、2018年、ISBN:978-4-89309-648-7、当館請求記号:Y18-N18-L318)など計31冊が含まれている。

同研究会は、多文化サービスを行う図書館や外国人学校においてこのリストを利用した韓国絵本の展示を行うことなどを薦めている。

Ref:

(2020.06.25 update)