「こども本の森 中之島」が開館

【2020-098】

2020年7月5日、大阪市は、本や芸術文化を通じて子どもたちが豊かな創造力を育む施設として、子ども向けの文化施設「こども本の森 中之島」を開館した。同施設は2020年3月1日に開館を予定していたが、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、開館を延期していた。入館料は無料で、利用対象者は、主に乳幼児から中学生までとその保護者となっている。

「こども本の森 中之島」は、大阪出身の建築家である安藤忠雄氏が自ら設計し、大阪市に寄附する構想を提案していた。2017年12月に寄附の受納について同市会で議決され、2018年11月に着工、2019年12月に完成した建物が同市に寄附された。

「こども本の森 中之島」では、寄贈本を含むさまざまなジャンルの書籍が、12のテーマに分けて並べられている。書籍は館内で閲覧できるほか、1人につき1冊まで、同施設のある中之島公園内に持ち出して外での読書も可能である。

当面のあいだ混雑が予想されるため、入館にはウェブサイトからの事前予約が必要とされている。予約は月に2回、2週間分ずつ受け付けている。7月18日時点で、現在予約できる8月14日までのすべての時間が定員いっぱいとなっており、予約できない状態である。

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(2020.07.21 update)