第25回日本絵本賞、受賞作品発表

【2020-101】

2020年7月15日、全国学校図書館協議会（全国SLA）は、第25回日本絵本賞の決定を発表した。

日本絵本賞は、1995年に、絵本芸術の普及、絵本読書の振興、絵本出版の発展に寄与することを目的に創設された。1年間に日本で出版された絵本の中から、特に優れた絵本に「日本絵本賞大賞」、優れた絵本に「日本絵本賞」、翻訳絵本の優れた絵本に「日本絵本賞翻訳絵本賞」が授与される。また、一般読者の投票により最も得票数の多かった絵本に贈られる「日本絵本賞読者賞」がある。

25回目を迎えた今年は、全国SLAの創立70周年でもあり、節目の年として賞のリニューアルが図られている。そのため、「日本絵本賞読者賞」は、リニューアルの準備期間として1年間休止となった。

また、例年は過去1年間に刊行された絵本が選考の対象とされていたが、今回は対象期間変更の移行期間として、2018年10月から2019年12月までの1年3か月間に刊行された絵本から、全国SLA選定委員会が1,165点（うち翻訳絵本334点）を選定し、さらに絵本委員会によって選ばれた「第25回日本絵本賞最終候補絵本」30点（うち翻訳絵本10点）が選考の対象となっている。

受賞作品は以下の通りである。

第25回日本絵本賞大賞

『くろいの』（田中清代さく、偕成社、2018年、ISBN：978-4-03-332880-5、当館請求記号：Y17-N18-L1141）