米国YALSA、人種差別に対する声明を発表

【2020-102】

2020年6月8日、米国ヤングアダルト図書館サービス協会(Young Adult Library Service Association: YALSA)は、人種差別に対する声明を発表した。

YALSA理事会は、警察による残虐行為とあらゆる人種差別を強く非難し、「ブラック・ライヴズ・マター」(Black Lives Matter: BLM)や「全米黒人地位向上協会」(National Association for the Advancement of Colored People: NAACP)のような、黒人コミュニティが直面している不正に対する活動に賛同すると表明した。声明では、米国中の都市において若者主導で行われている変化と正義のための平和的な抗議から、10代の若者たちの行動力と、彼らがコミュニティを変化させる可能性が見て取れると記述されている。

YALSAは、協会の使命に沿った方法でこれらの活動との連携を模索するとともに、公職者に対して、10代の黒人を支援する組織やプログラムへの資金の拠出を呼び掛けている。

YALSAはこの声明において、自らの使命は、図書館員への支援を通じて、10代の若者たちが直面する困難を軽減し道を開くことだと述べている。また、自らの活動に公平性、多様性、包摂性(equity, diversity, and inclusion: EDI)を組み込むことに注力し、2018年にはEDI声明を発表、EDIプランを策定したとしている。しかし、現状の取組はまだ十分なものではないと捉え、今後もヤングアダルトのためにより公正な協会を目指し、専門性を磨き、図書館サービスを向上させていく方針であるという。

Ref:

(2020.07.21 update)