全国SLA、大規模な災害によって被害を受けた学校図書館への支援を実施

【2020-127】

2020年9月10日、全国学校図書館協議会(全国SLA)は、大規模な災害によって被害を受けた学校図書館に対する支援を行うと発表した。

対象は、2019年以降の地震・台風・豪雨などの大規模災害によって学校図書館施設や蔵書、学級文庫など校内の蔵書に被害を受けた小・中・高等学校、中等教育学校、義務教育学校、特別支援学校である。希望する図書や図書館用品(書架・パソコン・ソフトなど)の寄贈や、選書・図書整備などの人的支援が行われる予定であり、寄贈や人的支援経費の金額は1校あたり約5万円から20万円程度である。

窓口は二つ設けられている。一つは、支援を必要としている学校や地域の情報を第三者が提供する窓口で、もう一つは、支援を必要としている学校が直接相談や支援の申し込みをする窓口である。いずれもメール、FAX、Webフォームにより申し込むことができる。申し込みは、第一次集中受付期間が2020年10月10日(土)までであり、それ以降も随時受け付けるとしている。

全国SLAは、大規模な災害によって学校図書館の蔵書や施設・設備に著しい被害を受けた学校に対して、学校が希望する図書・図書館用品等を寄贈する活動を行っている。これまでに、「東日本大震災」「平成28年熊本地震」「平成30年7月豪雨」「北海道胆振東部地震」「令和元年台風第15号・19号」で被災した学校に支援が実施されている。

詳細はウェブサイトにて確認できる。

Ref:

(2020.10.01 update)